「これまでの枠にとらわれない、新コンセプトのカーナビを発売」、パナソニックからのプレス向け発表会の案内状を手に出かけると、確かに「新・ストラーダ」を名乗るのにふさわしいコンセプトが具現化されていました。

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何が新しいかというと、装着方法。

市販向けナビは、スマホ向けナビ・アプリなどに押され、市場が縮小しているのでは? と想像したくなりますが、じつは台数ベースではここ数年横ばいだそう。ただし、単価が下がっているのは傾向としてあるそうです。

市販カーナビで人気を集めているのが「大画面化」。アルパインが先鞭をつけたこの流れは、多くのナビメーカーが採用していますが、課題は装着性。

インパネにある装着スペースは、2DINもしくは1DINというドイツの規格によりスペースが設けられていることが多く、国産車は2DINが中心、輸入車は1DINが主流で、さらに最近ではナビやオーディオをモジュール化(大型化が多い)することで、DIN規格に依らない車種も増えています。

なお、DIN規格だと2DINで7インチが限界(別売や専用取付キットでの装着時はのぞく)です。

新型プリウスのように、最初から大画面化して純正ナビとして標準もしくはオプションなどで用意するケースもあります。大画面化の課題は、先述したように装着性で「専用取付キットが必要で、装着可能車種も限られる」というものでした。

今回、「新・ストラーダ」を謳うSDカーナビステーション「CN-F1D」は、車種別専用パネルが不要で、9V型大画面カーナビがじつに3月20日現在で144車種に対応、最終的には200車種を目指すそう。

どうやって装着するかというと、本体部分は2DINサイズに収まり、9型ディスプレイは本体部分から飛び出した構造になっています。

従来から格納式ディスプレイを採用するナビはありましたが、こちらは9型なので格納は不可能ですが、これなら軽自動車を含む幅広い車種で9型ナビの取付が可能になったわけです。なお、パナソニックでは、フローティング構造の新コンセプト「DYNABIG(ダイナビッグ)」(特許申請中)と命名。

気になるのは、装着時の視認性ですが、ディスプレイは縦方向(上下)が最大32mm、奥行きは最大19mm、ディスプレイの角度(チルト)も-20度から60度まで調整可能なので、乗員の身長や太陽光の反射が気になる際なども手動で簡単に調整できます。

取付可能車種は、ハザードやエアコン吹き出し口など実車で取付検証がされているそうで、下記のホームページで順次更新されます。

「CN-F1D」の発売は6月上旬から。価格はオープンですが、店頭予想価格は17万円前後(税込み)となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連リンク】

■パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社
http://panasonic.jp/car/navi/f1d-taioushashu/

軽を含む144車種に装着可能な9V型大画面「DYNABIG」がストラーダから登場!(http://clicccar.com/2016/04/03/363402/)