ゲームのプロを目指すなら…「ストリートファイター」レジェンドプレイヤーが語る、格ゲーの“現在”

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――まずはおふたりの出会いからお聞かせください

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ネモ氏(以下敬称略) 一番最初は別の格闘ゲームを通じて知り合ったんだよね。

かずのこ氏(以下かず、敬称略) そうですね。

ネモ そのゲームから『ストリートファイター検憤焚璽好鉢検法戮飽楾圓靴茲Δなって思ってるくらいの頃だったんですが、こいつ強いなって思っていました。かずのこは、最初どう思ってた?

かず ネモさんが有名プレイヤーだというのは知っていましたけど、意識はしていませんでした。自分は、格闘ゲームをやり始めた頃から勝てていたので、特に緊張とかもしませんでした。ただ、強いなと思って戦っていました。

まずは、自分で強い行動や戦法を開発するしかない

――ストリートファイターのキャラクター遍歴を教えてください。

ネモ 『スト検戮里箸は春麗で、『スーパーストリートファイター検憤焚璽好儉検法戮把媛奪ャラクターのヤンに変わって、『ウル検戮任録靴燭膨媛辰気譴織蹈譽鵐箸任后

かず 『スト検戮任蓮∈廼といわれたサガットでした。

あの頃は、知り合いもほとんど居なかったし、『スパ検戮魯灰鵐轡紂璽沺宍,世韻世辰燭らシリーズから離れてしまっていました。

その後で、『スーパーストリートファイターAE(以下スパAE)』が出るということで、これは始めるしかないなと思ったんです。そこで、せっかくなら新しく参加したキャラクターにしようってことでユンに決めました。

ネモ ユンはかずのこの戦い方に合ってるキャラクターだよね。

かずのこは攻めのセンスがいいから、ユンの攻撃が相手に通る。まだ話をしたこともなかった時期に、あいつ上手いよねって仲間内で噂になってたくらいだよ。

かず 攻め方に関しては、僕とネモさんは似てますよね。

でもネモさんは、キャラクターの行動とかを開発していくタイプですよね。新しいゲームをプレイしてすぐに、戦法を開発しますから。自分はそれが苦手なんです。

ネモ 自分は飽きっぽくて、勝てなくなるとつまらなく感じるタイプなんです。

だから、いろいろなゲームで遊ぶんですけど、新キャラクターが登場したらそのゲームに戻ってそのキャラクターをプレイします。

そのときは、まだ誰もプレイしたことのないキャラクターになるじゃないですか。だから自分で強い行動や戦法を開発するしかないんです。

かず ネモさんが、前回のトパンガリーグで新キャラクターを使ったのも好成績の要因のひとつですね。

プレイヤーはゲームセンター文化ではなく、オンライン対戦で育ってきた世代に

――おふたりは多くの大会に出場しておりますが、大会に出場するときはどういうお気持ちで臨んでいるのでしょうか。

ネモ 以前は「闘劇」っていう大きな大会が一年に一回開催されていました。言ってみれば格闘ゲームの甲子園みたいなもので、みんなそれに向けて頑張るっていう感じでした。

でも最近は、海外の大会が主流になってきたのと、国内でもイベントが増えたというのもあって、大会に参加できる機会が増えたんです。

前提として、トッププレイヤーとそれ以外のプレイヤーの違いって、大会に出る頻度が違うというのが僕の考えなんです。場馴れというか、緊張しなくなりますから。

かず 昨年は15回くらい海外の大会に出場したんですけど、大会に出過ぎたせいで普段の試合に身が入らない状態になってしまいました。

大会は、練習したものをしっかり出せるかが重要なんです。だから、普段の試合で動きとかの精度を高める必要があるんですけど、そこで気合が入らないとまったく勝てないんです。

――『スト后戮任録靴靴ぅ廛譽ぅ筺爾参入してくると思われます。

そのプレイヤーはゲームセンター文化ではなく、オンライン対戦で育ってきた世代になります。そういう新世代プレイヤーに期待していることはありますか。

ネモ 今回、パソコン版とPS4版と違うプラットフォーム同士でも戦えるのが魅力的で、特にパソコン版が気になっています。

それというのも、格闘ゲームとは違ったジャンルのパソコンのゲームをプレイしていた人たちが参入しやすくなったんじゃないかと感じているからです。

自分が知識のないジャンルのプレイヤーが『スト后戮忙夏してくるケースもでてくると思うので、対戦するのが楽しみですね。

かず 自分が今まで一番若い世代で、次の世代が参入してくるというのを味わったことがないので、どんどん参加してきてもらって、下の世代に追われる感覚を味わいたいですね、ネモさんの世代のプレイヤーはどんな気持ちだったんだろうって。

ネモ でも自分は追われているって感覚はなかった。

自分は高校生時代から大きな大会に出場していたのもあって、上の世代を倒してやろうって気持ちが強かったんですよ。

今のゲームセンターだと高校生とかを見ないのでさみしい気持ちはあるんですけど、オンラインなら若い人たちと対戦できる機会も多くなるので、その若い層がトッププレイヤーに成長してくれるかどうかが楽しみですね。

オンライン対戦のメリットは、若い層が入りやすいところにあると思います。

かず 「若いプレイヤーが入ってこないと」って思う危機感はあります。現状のトッププレイヤーの中で若いといっても20代後半とかばかりなので。

ネモ トパンガリーグの面子が、かずのこを抜かしたらほぼ30代ですからね。

かず それが『スト后戮琶僂錣辰討曚靴い抜待しています。

プロのゲームプレイヤーとは?

ーー現在ゲームプレイヤーが、プロとして活動しています。かずのこさんもプロとして活動していますが、なってみていかがでしょうか。

かず ゲームをしてお金貰うことって、すごく簡単そうに見えるんですけど、一日中ゲームや対戦相手のことを研究して、すごい高いレベルの中で戦っています。

スポンサーさんもついてくれていますけど、それは宣伝になるからなので、やっぱり要求は高いんですよ。

予想はしていましたけど、そんなに楽なものではないと思います。

憧れて、目指してくれる人が居てくれるのはありがたいですけど、大変なのを覚悟して目指してほしいと思います。

ネモ プロを目指すのであれば、目立つしかないです。

なので、大会に出るのが一番。『スト 』でプロツアーを開催することが発表されていますから、それに向けて頑張ってみるのがプロになる近道だと思います。

ーー『スト 』をプレイしようと思っている読者に、ひと言お願いします。

かず 若い人たちが参入してきて、その人たちと対戦できる日を楽しみに待っています!

ネモ 新しいゲームになるので、勝てるかどうかは分かりません。でも、最初の時期に勝つのは、『スト 』シリーズで活躍していた人たちだと思います。

一緒に戦っていてわかるんですけど、ゲームにかける思いが全然違うんです。

でも、そういった人たちを倒すくらいの情熱を持った人たちに出てきてほしいですね。

賞金も上がってきていますから、それをモチベーションにするのもいいですし、せっかくプレイするなら大会に出てみようでもいいですし。