31日、韓国警察が連行中だった男性がパトカーの中で農薬を飲み死亡していたことが分かった。自殺を見逃した警察への批判的な報道に反し、韓国のネットユーザーからは警察を擁護する声が数多く寄せられている。写真は韓国のパトカー。

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2016年3月31日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国警察による任意同行の求めに応じ連行中だった60代の男性がパトカーの中で農薬を飲み死亡した。

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今年2月、慶尚南道密陽市で酔っ払いの男性が路上に倒れているとの通報が警察に入った。警察が現場に駆け付けると、寝ていた67歳の男性が暴れ出したため、飲酒運転の容疑者と判断し、パトカーで連行した。しかし交番に着くと男性は腹痛を訴え始める。そして診察のため病院に運ばれたが3日後に死亡した。死因は農薬による中毒。連行されるパトカーの中で、持っていた農薬を4回にわたり飲んでいたことが後になって判明した。

警察の規則では容疑者を車で連行する際、後部座席に警察官と一緒に乗せるよう定められているが、この時警察官は2人とも前の座席に座り、後部座席には容疑者1人だけが乗っていた。また、パトカーに容疑者を乗せる際に持ち物検査を行わなかったことも分かった。警察は事件発生から50日余りも過ぎた後になり、ようやく担当の警官2人の懲戒を決めた。

この事件について韓国の各メディアは「目をつぶって連行したのか」など警察に批判的な論調で報じたが、韓国のネットユーザーからはむしろ警察を擁護する声が寄せられている。

「死にたい人は止めようがないよ。それにしても警察にまで迷惑をかけることないのに」
「死にたいという人は放っておけばいい」
「警察のどこに間違いがあるんだ?もともと死のうと考えてた人じゃないのか?」
「警察はどうしようもないよ。最近の農薬は臭いもしないしね」

「ただの酔っ払いで持ち物検査なんかしないだろう。逆に人権侵害で訴えられる」
「こういう人はとりあえず米国みたいに手錠を掛けて連行すればいい。どうしてこんなことで騒ぐのか理解できない」
「気付かなかったのは罪じゃない」

「規則はあるとしても、警察官だって人間だよ。今にも吐きそうな酔っ払いの横に座りたくないはず」
「死にたくて死んだ人を救ってどうする?むしろよくやった。セルフ死刑ってことで」
「あの世の道連れに警官が連れて行かれることもなく、むしろ一人静かに亡くなってよかったよ」(翻訳・編集/吉金)