左から鴻海の戴正呉副総裁、郭台銘董事長、シャープの高橋興三社長

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(台北 2日 中央社)鴻海(ホンハイ)精密工業とシャープは2日、堺市でシャープの買収契約に調印した。鴻海の郭台銘董事長(会長)は、創業42年の鴻海が「百年企業」になるための方策をシャープから学んでいきたいとする一方、次の100年でも同社がイノベーションと成功ができるよう全面支援することを約束すると述べた。

郭氏は、シャープの創業者、早川徳次氏のイノベーション、勤勉、高潔さという考え方は今も同社の社員に息づいていると強調。再建の方向性は明確で、シャープが持つ最新技術の製品化をサポートすることに集中していくと語った。

利益が出るまでにどれくらいかかるか、という記者からの質問に対しては、個人としても投資しているため、早くという気持ちはあるとした上で、日本文化を学んだため、「損益分岐点に達するまでの期間を2年とみていたら、4年と答えるようにしている」と述べた。シャープの社員については、できる限り残したいとした。

また、鴻海の戴正呉副総裁は、3月31日にシャープ側に支払った保証金に関して、早く投資し、利益を出したいとしたほか、売却が決まっている大阪本社について「買い戻したい」と述べ、もしできなければ隣の場所に本社を再建したいと語った。

(鍾栄峰/編集:杉野浩司)