3月19日の開幕戦で2本塁打を含む3安打3打点の活躍をみせる中信兄弟の林智勝内野手。ラミゴでプレーした昨年は打率.380、31本塁打、30盗塁をマークし、台湾球界初のトリプルスリー達成者となった

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(桃園 2日 中央社)台湾プロ野球で、昨年から打者の打率が高く投手の失点が多い「打高投低」傾向が続いていることについて、中信兄弟の呉復連監督は、投手力の底上げを図るためには、高校野球で飛距離が伸びる金属バットを導入し、投手らを「刺激する」必要があると語った。

呉氏は、木製バットが使われている台湾の高校野球では、金属バットを使用している日米と異なり、良い投手が1人か2人いれば、相手打線を抑え込んでしまうため、投手が育ちにくいと指摘。また、台湾は競技人口が少なく、優秀な若手は全て海外に出てしまうことから、深刻な人材不足に陥っていると語った。

このほか、現役の主力投手の一人からは、昨年からストライクゾーンの上下が狭くなり、投げにくいとの声が出ている。呉氏も「修正の余地がある」と述べ、実現すれば投打のバランスが改善されるだけでなく、試合の進行も速くなるとした。

昨年(240試合)の総本塁打数は429本と、前年比で220本の大幅増加。リーグの平均打率は.301で過去最高を記録した一方、平均防御率は史上最悪の5.12となった。この傾向は今年も続いており、開幕日(3月19日)からの10試合の総得点は前年同期比53点増の154点だった。

(林宏翰/編集:杉野浩司)