経済や社会の発展に伴い、中国でも女性だけでなく男性のファッション雑誌が増えてきている。ただ、その中身はまだまだ発展途上といったところなのかもしれない。中国メディア・好奇心日報は先日「品格を身に着けたければ、日本の男性雑誌を読んでみよう」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 経済や社会の発展に伴い、中国でも女性だけでなく男性のファッション雑誌が増えてきている。ただ、その中身はまだまだ発展途上といったところなのかもしれない。中国メディア・好奇心日報は先日「品格を身に着けたければ、日本の男性雑誌を読んでみよう」とする記事を掲載した。

 記事は、「雑誌大国」である日本ではライフスタイルやファッションを扱った雑誌が非常に豊富であると紹介。ファッション誌というと女性の専売特許というイメージを持ちがであるが、実はそうではないとしたうえで、男性ファッション誌も服装の組み合わせのみならず、ライフスタイルや趣味にまで深く掘り下げて紹介されており、「品格を身に着けたり、新たな物事を知るための良い方法となっている」解説した。

 そのうえで、「THE DAY」、「cal」、「pen」、「BRUTUS」、「2nd」、「POPEYE」、「men’s FUDGE」の7誌について、それぞれのコンセプト、対象となる年齢層、ファッション、旅行、食べ物、アートなど得意とするジャンルなどについて説明。各誌は日本国内向けの販売であるものの、それぞれウェブサイト上のコンテンツを閲覧することが可能であるとし、言語が分からなくても写真からその風格を味わうことができると紹介している。

 戦後日本の男性向けファッション誌の歴史は、1950年代創刊の「男子専科」、「メンズクラブ」に始まった。当初は30代以上をターゲットとした「大人向け」のものだったが、76年創刊の「POPEYE」によって若者世代もカバーされるようになり、90年代には10代男子向けの雑誌が続々登場した。また、2000年以降は「ちょい不良(わる)オヤジ」などの言葉を生み出した「LEON」など、中年男性向けファッション誌が再び脚光を浴びた。紹介される内容も服装や音楽、各種がジェットなど、バラエティに富むようになった。

 かたや、中国で男性ファッション誌が本格的に登場するようになったのは21世紀に入ってから。そこにはやはり、蓄積された文化や経験の差があることは否めない。さらに、「生活の質」を意識して日々を過ごすという経験においても、中国と日本では大きな差があると言えるだろう。

 中国文化を世界に発信する際、どうしても歴史的・伝統的な要素を盛り込みたがる嫌いがある。それはそれで大事であるが、同時に「今の中国」が持つファッション性をもっと打ち出して欲しい。新たな流行や「カッコよさ」を作るうえで、ファッション雑誌の発展・進化は大切なのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)