日本の国民食ともいえる人気メニュー、カレー。どこでも食べられるおなじみのメニューだが、銀座の店が出す味はひと味もふた味も違う本格派。

お手頃な価格なのに抜群のクオリティなのは、銀座というエリアで商売する店ならではのプライドなのだ。ここでは、銀座に来たらぜったい味わってほしい絶品カレーを紹介する。



辛来飯(つんかま)¥900
銀座カレーといったらこの店は絶対ハズせない!『ニューキャッスル』

銀座2丁目


辛来飯と書いて「カライライス」。量のチョイスは京浜東北線の駅名(写真は「つんのめった蒲田」で「つんかま」)というユーモアたっぷりの店は、昭和21年創業。

“聖地”と呼ぶファンもいる名店だ。3代目が守る昔懐かしいカレーの味は今も健在!



2012年、震災の影響で惜しまれながら閉店した店を翌年に復活させたのは、元は常連客だったという3代目・飯塚健一さん(中央)。2代目の宮田博治さん・美佐子さん夫妻とは、本当の親子のような間柄



内観




スパイシーチキンカレー
ジョン・レノンも来店した喫茶店で味わう本格カレー『Flor de café 銀座 樹の花』

銀座4丁目


古きよき喫茶店の雰囲気満点のレトロな店は、昭和54年、オープン4日目にジョン・レノンとオノ・ヨーコが訪ねたことでも有名。

南インド出身のスタッフ直伝のカレーは家庭料理のレシピがベース。本格派だが温たかみのある、クセになる味だ。



内観




スマトラ式カレー(合いがけ)¥1,350
オープンエアのおしゃれな空間で楽しむスマトラ式焙煎カレー銀座 ぐぅ。』

銀座7丁目


神保町の『共栄堂』出身の店主が作るカレーは、30種近くのスパイスを焙煎し、小麦粉を一切使わずに仕上げたスマトラ式カレー

黒っぽい色とスパイシーな味わいが特徴だが、辛さが苦手ならフルーツの甘みを生かした「ビーフカレー」がおすすめだ。



内観


まだまだあります!銀座クオリティーの絶品カレー



千葉さんのカツレツカレー¥1,400
名野球選手の一言で生まれた老舗洋食店の元祖カツカレー銀座スイス』

銀座3丁目


昭和22年創業の洋食店。名物は、元巨人軍の故・千葉茂氏のリクエストから生まれたカツカレー

たっぷりの野菜をすりおろしてじっくり煮込んだカレーと洋食店の上品なカツレツというゴールデンコンビは、世代を超えて愛され続けるのも納得の味だ。



内観




イエローカレー+やわらかチキン
カレーファンをうならせる手間ひまかけたカレー『ハレギンザ』

銀座5丁目


もともとバーとして営業していたが、ランチに出したカレーの味が評判を呼び、今では6種の個性豊かなカレーが看板メニューに。

最も辛い「イエローカレー」は、野菜やココナツミルクの複雑な旨みとタイの唐辛子、ピッキーヌのホットな辛さが特徴。



内観




ステーキのせカレー¥1,100+牡蠣フライ¥200
ステーキと牡蠣がのったぜいたくで濃厚なカレー銀座 楸』

銀座6丁目


牡蠣料理がメインの店だが、マイルドで濃厚なカレーの味にも定評がある。

ミディアムレアに焼き上げた牛ロース肉のステーキと牡蠣のソテーがのったカレーは、15年前のオープン時からつぎ足しながら守ってきた味。トッピングにはぜひ牡蠣フライを!



内観