1日、韓国・ヘラルド経済は他愛のないうそや冗談を楽しむエープリルフールの文化が韓国で薄れつつある理由について伝えた。資料写真。

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2016年4月1日、韓国・ヘラルド経済は他愛のないうそや冗談を楽しむエープリルフールの文化が韓国で薄れつつある理由について伝えた。

25歳の大学生ソンさんはここ数年、エープリルフールに冗談やうそのメールを受け取った記憶がない。4月1日の思い出と言えば、12年に親友何人かと共に新入生に宛てて「1日は開校記念日だから学校にスーツを着て来るように」とうそのメールを送ったのが最後だ。同じく20代の会社員の女性キムさんや女子大生シンさんにとっても、エープリルフールは「テレビで取り上げられているのを見て初めて気づく」程度の平凡な一日にすぎない。

こうした現象は深刻な就職難や失業率の上昇から若者の暮らしに余裕がなくなっていることの表れだという。上に登場した若者たちも「先輩たちの時代にはエープリルフールを満喫できたかもしれないけど、私たちの世代は無意味な冗談を言う余裕もそれを受け入れる余裕もない」「エープリルフールだからといって何かをするには人生が忙し過ぎる」「エープリルフールでなくても、軽い冗談や言いたいことを言うのがはばかられる雰囲気がある」などと語っている。

これについて、韓国のネットユーザーらは次のようなコメントを寄せている。

「国や政治家がやることを見てると、毎日がエープリルフールのよう」
「大統領は365日がエープリルフール」
「韓国伝統の祝日でもないんだから、ふざける文化がなくなったところで何の問題もない」

「そもそもすべてがうそまみれの世の中でエープリルフールに何の意味がある?」
「ヘル朝鮮(=韓国をやゆする言葉)にエープリルフールはぜいたくだから」
「国民から冗談を言う余裕さえも奪ったセヌリ党(韓国の与党)に審判を!」

「外国の文化がどうなるかに一喜一憂してないで、4月13日の国会議員選挙で必ず投票しよう」
「投票もしない若者は奴隷になっても仕方がない。何を文句ばかりぶつぶつと…」
「冗談を言える気分じゃない」

「今日の出勤途中、選挙に出馬した候補者たちが公約をいろいろ叫んでいたけど、これこそ完璧なエープリルフールじゃないか?」
「最近はエープリルフールでもうそをついたせいで告訴されかねない。昔とは時代が違うんだよ」(翻訳・編集/吉金)