今年2月にエマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)の採用など、一部改良を行ったNV350キャラバン。

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このクラスとしては初となる自動ブレーキ、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)、ヒルスタートアシストと安全装備をセットにした「エマージェンシーブレーキパッケージ」を設定したことで、ライバルとなるハイエースに安全装備では大きく差をつけました。

荷物の積載能力や使い勝手ばかりに目を向けられる商用車ですが、今後は安全面を重視したユーザーが増えていくかもしれません。

そんなNV350キャラバンですが、あまり表に出ない走行性能についても実は高い実力を備えていることはあまり知られていません。

というか、試乗するまで筆者も知りませんでした…。

今回試乗したのは、NV350キャラバンのプレミアムGX・4WD。ボディバリエーションが複数ある同車ですが、ロングボディの標準ルーフボディです。

試乗車には2.5L直4ディーゼルのYD25DDTi型エンジンが搭載されていました。

最高出力は129psとスペック的には高くありませんが、低速からトルクが大きい(最大トルクが36.3kgf・m)ターボディーゼルは、アクセルを踏み込むとグイっと加速していきます。

ワインディングロードでは機敏なハンドリングを実現…とはいきませんが、逆に荷物を積んでいない状況であっても安定した走行を見せてくれます。

また乗り心地もなかなか。これなら長距離ドライブで運転手や同乗者がキツイ思いをすることはないでしょう。

 

試乗していたなかでとくに感心したのが不整路の走破性。

試乗時は一部コースでは圧雪路はあったものの、暖冬の影響で融雪路を中心としたコースでしたが、路面の状況を気にせずスムーズな走行が可能だったのです。

試乗したNV350キャラバンはパートタイム式4WDだったことも大きな要因かもしれませんが、もともとの基本性能が高いことは試乗するだけでよくわかりました。

商用車を購入する条件で、安定した走行ができる性能を重視するユーザーは少ないでしょう。1年間に3万km以上走るといわれる商用車にとって走行性能が高いNV350キャラバンは大きなメリットになるのではないでしょうか。

【テヅカ・ツヨシ】

商用車購入のポイントは使い勝手だけでない。NV350キャラバンの隠れた実力を発見!(http://clicccar.com/2016/04/01/361832/)