中国人が抱く日本の春のイメージは、もしかしたら「桜色」一色かもしれない。満開の桜が今や訪日中国人観光客のキラーコンテンツになっているのは喜ばしいことではあるが、桜以外にもたくさんある日本の春の美しさを知ってもらえていないというのはちょっと残念な話である。(イメージ写真提供:123RF) 

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 中国人が抱く日本の春のイメージは、もしかしたら「桜色」一色かもしれない。満開の桜が今や訪日中国人観光客のキラーコンテンツになっているのは喜ばしいことではあるが、桜以外にもたくさんある日本の春の美しさを知ってもらえていないというのはちょっと残念な話である。

 中国メディア・人民網は29日、この時期の日本で見ることができる色鮮やかな「緑」の絶景について紹介する記事を掲載した。記事は、日本各地の魅了を世界に伝える日本のメディア「ZEKKEI Japan」において「世界に紹介したい日本の春の絶景」の東日本部門第2位に選ばれたという、新潟県十日町市の「美人林」の風景を紹介している。

 記事は、樹齢約90年というブナの木たちがすらりとした幹をまっすぐに立てている姿に多くの人が魅了され、いつしか「美人林」と呼ばれるようになったことを説明。特に春は若々しい鮮やかな緑の葉が生い茂り、その風景は実に美しいと評した。そして「日本の春というと、往々にして桜などピンクの暖色系を容易に想起させる。しかし、この色彩鮮やかな若葉の萌芽には、全く異なる日本の春景色の趣を抱かせる」と解説した。

 ZEKKEI Japanによれば、美人林は夏は青々とした葉、秋は紅葉と1年を通して絶景が楽しめるスポットだという。せっかく日本の美しさに興味を抱いてやって来る中国人観光客の皆さんには、桜だけ見て「さあ帰ろう」ということではなく、日本の各地にちりばめられた「春の絶景」たちを十分に堪能して帰ってもらいたいものである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)