満開のサクラの景色を見るべく日本にやって来る中国人は多いが、この時期は中国にだって満開の花々を楽しめるスポットはいくらでもあり、多くの見物客が訪れる。しかし残念ながら、見物客たちの「悪態」によって「立ち入り禁止」になってしまった場所もあるのだ。(イメージ写真提供:123RF) 

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 満開のサクラの景色を見るべく日本にやって来る中国人は多いが、この時期は中国にだって満開の花々を楽しめるスポットはいくらでもあり、多くの見物客が訪れる。しかし残念ながら、見物客たちの「悪態」によって「立ち入り禁止」になってしまった場所もあるのだ。

 中国メディア・北京晩報は28日、北京の都市鉄道S2号線沿線にあるスモモやヤマモモの花の鑑賞スポットが、訪問者のマナーの悪さによって閉鎖されてしまったと報じた。記事は、ネット上で満開の花の中を通るように走る列車の写真を見た市民が先日現地を訪れたところ、立ち入り禁止となっており、関係者が見物客たちを追い返す光景に遭遇したと紹介。

 現地の関係者に問い合わせたところ、スポットが立ち入り禁止になったことを認めるとともに、「昨年からここの花の景色が人気となり、撮影に来る人が突然多くなった。しかし、多くの人が撮影時に喫煙しており、空気が乾燥するこの時期において森林火災のリスクが高まってしまった」との説明があったとした。また、市民が撮影のために線路に近づきすぎて列車が緊急停止するケースが起きていたとも明かしたことを伝えている。

 今年は昨年以上に人が集まるようになり、1日で1000人を超えることもあったという。もはや現在の監督体制では秩序の維持は図れないとし、少なくとも4月4日の清明節までは閉鎖する予定だという。

 「花の海」を走る列車の美しい風景を、今年も楽しみにしていた市民にとっては残念極まりないニュースだろう。しかし、マナーを守れない見物客が多くいる以上、閉鎖という措置は止むを得ないといった印象だ。一方で、市民が見物マナーを見直すためのいい契機とも言える。マナーある愛好者たちが秩序維持を呼びかけるボランティア活動に乗り出すか、現地の行政などがスポットを整備したうえでマナーを呼びかけるか、はたまた来年も同じ状況になってしまうのか。この後のアクションが気になるところである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)