講談社からヒト型多脚ロボット「Paper」発売。書籍の読み上げからレーザー殺虫まで一味違う活用シーン

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講談社は1日、人型多脚ロボット「Paper」を発売しました。Paperは書籍の読み上げや会話等のコミュニケーションが可能な多脚型ロボットで、「店頭でのなれなれしい集客」や「レーザー光線で虫を殺す」など、従来のロボットとは一線を画する活用シーンが提案されています。

Paperは今までのロボットとは一味違い、子守も任せられるというニューフェース。ロボット機能だけでなく、人間の表情や声のトーンも深く分析するとのこと。一字違いで感情認識するヒューマノイドロボットがいるのは多分気のせいです。

頭部には6つのセンサー(臭気センサー・湿度センサー・ガスセンサー・COセンサー、煙センサー、PM2.5センサー、ガイガーカウンター)が実装され、額には分かりやすく6つの穴が開いています。少林寺の修行僧とは他人の空似なのでしょう。

主な機能としては、1秒に1ページのスピードで本のスキャンが可能。読み込んだ文字データについては読み聞かせに使えるほか、AIが理解し日々のアドバイスなどに活用すると強調され、「たしかにスゴいがネットから情報収集すればいいのでは」とはゆめにも思わせない説得力があります。

記者会見では、カリスマ編集者の音羽卯月(おとわうづき)氏が出席。昨年も4月1日だけ名前を聞いた覚えのある音羽氏と、Paperとの寸劇がこちらになります。

多機能を誇るPaperですが、最も注力されたポイントは「快」に近づくこと。最終的に「快」という感情を理解して実行し、人々を幸せな気分にするのが目標とされています。

会話プログラミングはCEDEC(コンピューターエンターテイメントデベロッパーズカンファレンス)元運営委員長の吉岡直人氏が担当。吉岡氏はドローンを使った書籍宅配サービス「いかが書店」のAIプログラムを2015年(4月1日に)開発した人物です。


「会話ロジックはマルコフ連鎖を効果的に用いて、出来る限り手を抜きつつそれっぽく見えるように頑張った」

「プログラム自体は息子がマインクラフトのコマンドブロックを使ってたたき台を作ったのを拝借して4時間位で完成させました」


などと率直すぎるコメント。

一方、音羽氏は


「ロボットみたいな行為というと、まじめ過ぎるんじゃないと言われる。そこにサボり心がない、楽をしたいという感情がないと言われるからです。ロボット市場はじめて、我々がロボットに感情を与え、さぼり心を与えることに挑戦します。"ファジー系"みたいな。」


とファジー系の新しすぎる解釈を披露しています。

そんなPaperの具体的な利用シーンは以下のとおり。

Paperの"月給"は4.1万円(税抜き)。読み上げや会話などの基本的な機能を使うには「ワクワク基本パック」(41回払いで月額4万1000円(税抜き))の契約が必要です。

なお、Paperの開発に当たったのは、「衛人」の開発を手がけている東亜重工。人類を外宇宙に運ぶ恒星間移民船や巨大ロボットを作っているかもしれない企業の充実サポートが受けられ、安心して育児などが任せられそうです。