29日、参考消息網は、韓国の大手航空会社の機長や副機長が続々と中国に流出していると伝えた。写真は大韓航空機。

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2016年3月29日、参考消息網によると、韓国の航空会社に勤める多くのパイロットが、中国系航空会社の好待遇に希望を寄せ、転職していくという。

中国に来て2年になる大韓航空の元パイロット金氏は26日、韓国・聯合ニュースの取材に対し、中国系の航空会社は待遇が良いだけでなく、労働環境が韓国よりも良いと話した。

大韓航空の小型旅客機機長の給与は1億ウォン(約970万円)を若干上回る程度だ。しかし、中国では100〜150万元(1700〜2600万円)で、大型旅客機の機長では150〜200万元(2600〜3400万円)にもなる。金氏の所属する中国系航空会社には韓国人機長がすでに十数人在籍しているという。この数は今後も増加する見込みだ。

金氏によると、中国系航空会社の最大の長所は、給与が高いこと。その他にも安全性重視の業務スタイル、機長の意向も反映されやすいという点が挙げられる。しかし、やはり遠く離れた故郷への思いが募ってしまうという。

韓国でパイロットになるには、訓練費用等が少なくとも7000万ウォン(約6800万円)かかる。しかし、中国では航空会社が人材を発掘するため、こうした費用は航空会社側が負担することになっている。金氏は、「今後、韓国の航空会社で機長不足の現象が起きるのではないか」と警鐘を鳴らした。(翻訳・編集/松澤)