31日、戦時中に日本企業の勤労挺身隊として働いた韓国人被害者らを支援する韓国の市民団体は記者会見し、三菱重工業について「あきれた言い訳で故意に訴訟を遅らせている」と批判した。資料写真。

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2016年3月31日、韓国・聯合ニュースによると、戦時中に日本企業の勤労挺身隊として働いた韓国人被害者らを支援する韓国の市民団体は同日、記者会見を開き、三菱重工業に対し、「あきれた言い訳で故意に訴訟を遅らせている」と批判した。

市民団体によると、三菱重工業は「訴状に添付された裁判所の弁論期日呼び出し状の日本語翻訳版に、ハングルの原本にある『駐車場が狭いためなるべく公共機関を利用してほしい』との文章が抜けていたこと」や「原本の12ページ目の紙が22〜23ページの間に誤って挟まれていたこと」などを理由に、訴状の受け取りを3度にわたり拒否したという。

市民団体は「被害者らは87〜88歳と高齢で残された時間が少ないが、三菱はとんでもない言い訳で訴訟を送らせている」と批判し、「三菱は厚顔無恥な態度をやめ、1日も早く謝罪と賠償をせよ」と訴えた。また、「三菱が傲慢(ごうまん)なのは消極的な態度を見せている韓国政府にも原因がある」などと指摘した。訴訟の原告であるヤン・ヨンスさんは記者会見で、「とても悔しくて死んでも死にきれない。私たちを助けてほしい」と訴えた。

今回の訴訟は元勤労挺身隊の女性3人と亡くなった女性の家族1人が三菱重工業に対し、6億ウォン(約6000万円)の損害賠償を求めたもの。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「朴大統領は1度、被害者の気持ちになって考えてみてほしい」

「日本は過去を反省しひざまずいて謝罪するどころか、歴史を歪曲(わいきょく)し捏造(ねつぞう)しようとしている。さらに韓国政府がその手伝いをしている。被害者らがこの世からいなくなるまでこのまま耐えようというのか?」

「震災の時に送った寄付金を返してほしい。裏切られた気分だ」

「政府が国民を守れないから…」

「被害者らを助ける政治家は現れないの?国民に政治的アピールをするチャンスなのに」

「恨むなら韓国政府を恨んで。かわいそうだけど、被害者らが日本政府に賠償を要求できる権利は消滅した」(翻訳・編集/堂本)