韓国経済にとって重要な産業の1つである造船業において、大宇造船海洋、三星重工業、現代重工業は3大造船メーカーとされているが、これらの造船メーカーが苦境に直面している。(イメージ写真提供:123RF)

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 韓国経済にとって重要な産業の1つである造船業において、大宇造船海洋、三星重工業、現代重工業は3大造船メーカーとされているが、これらの造船メーカーが苦境に直面している。

 韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版によれば、2016年1-3月に韓国3大造船メーカーのうち、大宇造船海洋と三星重工業は新規の受注をまったく獲得できず、初めて受注量ゼロとなったという。韓国の3大造船メーカーは15年に巨額の赤字を計上したが、16年になっても浮上の兆しすら見えていない状況だ。

 記事は、業界関係者の話として、1-2月は造船業界では閑散期にあたるとしつつも、「それでも大宇造船海洋と三星重工業が3カ月間も新規受注がなかった」ことに危機感を示し、韓国経済の支柱の1つである造船業界に対する打撃は、韓国経済にとっても大きな打撃であることを指摘した。

 大宇造船海洋と三星重工業が受注ゼロだったことに比べ、現代重工業は3月に2隻分の造船プロジェクトを受注したというが、それでも例年に比べて受注量は少ないと指摘。仮に17年までに新規受注がなければ韓国の3大造船メーカーは大規模な構造改革を迫られることになると伝えている。

 世界経済の先行きが不透明で、原油価格の低迷が続くなか、韓国造船業にはなかなか浮上の兆しが見えないのが現状だ。船舶運賃が低調であることから、海運業界でも新たに船舶を建造する意欲が高まっていないことなどが苦境の背景にある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)