「外見はあの通り“パーフェクトな美女”ですが、口は相変わらず悪く品がありませんね」(スポーツ紙担当記者)

 女子テニスの元世界ランキング1位で、4大大会(ウィンブルドン、全米オープン、全豪オープン、全仏オープン)通算5勝をマークしているマリア・シャラポワ(28)が、自身の公式サイトで“7日に記者会見を行う”と発表したのは、その前日、3月6日のことだった。
 「内容について代理人は『重大発表』と説明していたので、てっきり、引退を表明するものとばかり思っていました」(テニスライター)

 シャラポワは今季、左腕のケガに悩まされ、1月の全豪オープンを最後に欠場が続いていた。
 しかし、アメリカ・ロサンゼルスのホテルでの緊急会見で明かされたのは“衝撃的な事実”だった。

 黒い衣装に身を包んだシャラポワは、ITF(国際テニス連盟)からドーピング違反の文書を受け取ったことを明かし、
 「プロとしての責任を持ってプレーしているが、大きな間違いを犯してしまった。テニスという競技の信頼も失墜させてしまった。全ての責任を負う」
 と沈んだ口調で釈明。そして、
 「こんな形で選手生命を終わらせたくない。もう一度、テニスをするチャンスを与えてほしい」と神妙な表情で話した。
 「今回の全豪のドーピング検査で、禁止薬物の『メルドニウム』に陽性反応が出たのです」(プロテニス関係者)

 メルドニウムは不整脈などの治療に用いられ、競技力向上の効果がある。世界反ドーピング機関(WADA)が効果を継続的に監視し、昨年12月、新たに禁止薬物リストに追加した。
 「シャラポワの元にも、12月22日付で通知メールが届いていましたが、変更を確認していなかったそうです。マグネシウム不足で家系的に糖尿病があったと、10年にわたり医師に処方してもらっていたと弁明していましたが、違反は違反。メルドニウムの資格停止期間は原則4年。意図的でないと認められても2年は試合に出られない可能性があります。今後のツアーはもちろん、リオ五輪の出場も絶望的です」(スポーツ紙記者)

 その一方で、こんなシーンもあった。
 「自身の引退に関してのコメントは“悪・シャラポワ”の部分がよく出ていました。ホテルそのものやじゅうたんなどの設備を“私の引退会見場にふさわしくない”と、高ビーな態度で話していました。ま、そう簡単に引退できない“事情”もありますからね」(前出・同)

 アメリカ経済誌の『フォーブス』によれば、シャラポワの昨年の年収は2970万ドル(約33億5130万円)で、世界で最も稼ぐ女性アスリートとなっている。
 「シャラポワはコート以外で稼ぐ収入も莫大です。スポーツ用品メーカーの他、化粧品、自動車メーカーなど計6社とスポンサー契約を交わしています。大会での賞金を除いても2500万ドル(約28億4000万円)近い収入があるとみられます。しかし、『タグ・ホイヤー』(時計メーカー)は今年の契約を更新しないと発表。『ナイキ』や『ポルシェ』も契約を一時的に凍結することにしました。ですからシャラポワは、テニスでどうしてもカムバックを果たさなければならないのです」(大手広告代理店関係者)