スイーツ&ジェラテリア Baroqueのジェラート「牧場ミルク」

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2015年10月5日にTPP(環太平洋パートナーシップ)交渉が大筋合意し、日々のニュースのなかでTPPという言葉を目にすることが多くなった。これを受け、消費者の気持ちにも変化が起きているようだ。アンケートを実施したところ、「外国産より価格が高くても、国産のものを買いたい」「外国産と価格が同じなら、国産のものを買いたい」といった声が多数集まったのだ。そこで今回は、国産のおすすめ乳製品を紹介しよう。

【写真を見る】現在、国内で販売されている牛乳は100%国産だ。こちらの商品は東毛酪農業協同組合の「みんなの牛乳」(200ml)

■ 東毛酪農業協同組合の「みんなの牛乳」(200ml、184円)

東毛酪農は、「安全で安心できる牛乳を子供たちに飲ませたい!」という世の母親たちの願いを実現するため、「みんなの牛乳」を製造。

群馬の厳選された生産者からの生乳を使用し、63℃30分でゆっくり低温殺菌。NON-GMO飼料、ノンホモジナイズドで“牛乳が本来持っている力”を瓶に詰めたという。お腹の中で優しく固まり、ゆっくりと栄養が吸収される。そんな牛乳にしたそうだ。 (オンラインショップで購入可)

■ スイーツ&ジェラテリア Baroque(バロック)の「ジェラート」(スモール300円〜)

同店のジェラートは、デイリーパラダイス(牧場)でバロック音楽を24時間365日聴いて暮らす牛たちから採れるこだわりの生乳を使用している。音楽のシャワーを浴びることで、実際に品質や乳量が向上しているという。

そんな“バロック生乳”を使ったジェラートで人気があるのは、新鮮な生乳をたっぷり使用したシンプルな「牧場ミルク」。その他、卵黄入りの濃厚なジェラートに自家製キャラメルナッツを混ぜ込んだ「渥美の森」や、地元農家のイチゴを加工した「いちごみるく」、愛知県西尾市南山園のこだわり抜かれた抹茶を使用した「抹茶」が人気だそうだ。 (オンラインショップで購入可)

■ 蔵王酪農センターの「蔵王クリームチーズ」(551円)

ここでは、新鮮な蔵王の生乳とクリームから作られたフレッシュタイプのナチュラルチーズを販売。「蔵王クリームチーズ」は平成10年国産ナチュラルチーズコンテスト金賞を受賞している。

蔵王の生乳の優しいおいしさが感じられる同商品は、クリーミーでまろやかな甘みとコクのある味わいが特徴だ。同センターは「日本でのチーズ作りは、日本の食文化に呼応した日本独自の作り方や味が求められる」と話している。 (オンラインショップで購入可)

ちなみに、今回実施したアンケート(「TPPと食品購入」に関する意識調査、全国の15〜69歳の男女が対象)では、「TPPの大筋合意内容(農林水産分野)を評価するか?」という質問に、3人に1人は「評価しない」と回答した。彼らに「評価しない理由」を聞いたところ(複数回答)、最も多い回答が「国内の農林水産業に悪影響を与えると思うから」「食品の安心・安全が脅かされると思うから」(共に64.6%)。

「食品に対する意識がどのように変化したか」と聞いたところ、「原産地をよく確認するようになった(18歳男性)」「国産品を選ぶようになった(25歳女性)」「なるべく国産の良い食事を摂りたいと考えている(39歳女性)」「国産の価値を再認識した(51歳女性)」など、国産の食品に対する信頼の言葉が多くを占める結果に。

「特に国産の食材で買いたいと思うもの」としては「牛乳」が最も多く挙げられた(94.3%)。ちなみに現在、国内で販売されている牛乳は100%国産だ。他の食材と比べて国産の牛乳に対し、信頼を寄せている人も多いようだ。【東京ウォーカー】