中国メディアの環球網によると、フィリピンでは同国にいる中国人2人が、外部からの不正な操作により、バングラディシュ銀行(中央銀行)の口座から1億1000万ドル(約123億6900万円)を別の口座に送金し、フィリピン国内のカジノでマネーロンダリングした疑いが持たれている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの環球網によると、フィリピンでは同国にいる中国人2人が、外部からの不正な操作により、バングラディシュ銀行(中央銀行)の口座から1億1000万ドル(約123億6900万円)を別の口座に送金し、フィリピン国内のカジノでマネーロンダリングした疑いが持たれている。

 事件が発生したのは2月5日で、何者かがバングラディシュ銀行がニューヨーク連邦準備銀行に設けた口座に対して不正な操作を行い、計1億1000万ドルをスリランカとフィリピンに送金した。

 実際に送金を試みたのは35回で、毎回8億5000万ドルの送金を試みた30回は失敗したが、相対的に小さな金額の送金を試みた5回は成功したという。

 バングラディシュ側の求めに応じて、スリランカの銀行は入金が確認できた2000万ドルを返金した。バングラディシュ当局によると、残りの8100万ドルはフィリピンのカジノに流れた。

 事件に何らかの関係を持つ可能性がある中国人1人が3月29日、フィリピン国会で事情の聴取を受けた。ただし、自分はフィリピンでの口座開設をする人物のために、通訳をしただけで事件には関与していないと主張。8100万ドルは北京とマカオから送金されてきたと説明した。

 しかし、同中国人とさらにもう1人の中国人の2人が、翌30日までにフィリピンの反マネーロンダリング機関により刑事告訴されたという。

 ただし、2人の居場所が不明になったとの情報もある。そのため、フィリピンの反マネーロンダリング機関は中国の駐フィリピン大使館に、中国国内にいる可能性のある事情を知る人物を探すことについて、協力を依頼したという。同事件についての情報は、かなり錯綜している。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)