力はあるが人望がなく、小さな集団のなかで偉ぶる人のことを「お山の大将」などと表現することがある。自分の意見に同意する仲間だけを集めて、反対意見は排除するような人を揶揄する言葉だ。(編集担当:村山健二)

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 力はあるが人望がなく、小さな集団のなかで偉ぶる人のことを「お山の大将」などと表現することがある。自分の意見に同意する仲間だけを集めて、反対意見は排除するような人を揶揄する言葉だ。

 中国メディアの環境網はこのほど、ロシアの軍事専門家の意見を紹介し、世界における中国と米国の立場の違いを解説する記事を掲載。ロシア人の目に中国や中国人はどのように映っているのだろうか。

 記事は冒頭、オーストラリア政府が「過去最大の規模で海軍の軍事力を向上させる計画」であることを紹介し、その理由として「中国が南シナ海の領有権問題において実力行使しているため」としていることを紹介。中国政府はオーストラリアの動きに対して怒りを示すと同時に「冷戦思考」であるとして反対の意向を示している。

 オーストラリアは海軍力を向上させることで、同盟国である米国との軍事的つながりも向上すると解説。オーストラリアは日本の同盟国でもあり、日本の潜水艦を採用するのではないかとの報道もある。

 記事は、現在の中国は経済的には発展しているが、多くの国と外交上の問題を抱えているとの現状を解説。一方、米国には多くの同盟国が存在し、軍事的にも経済的にも関係を強化していると伝え、中国は長期にわたって経済力がもたらす影響を過剰評価し、軍事や政治がもたらす影響を過小評価し続けたとし、これは「中国の間違い」と指摘。投資規模や貿易さえ拡大させれば、地域における影響力を拡大させられると認識していたことは中国の致命的なミスであり、現在の中国では米国と対峙することは困難であることを指摘した。

 どれだけ力や資産があっても、信頼できる友人がいなければ幸福とはいえないだろう。国家も同様で、信頼できる同盟国が必要だ。中国にとって信頼できる同盟国といえば、パキスタンぐらいであり、経済的な関係だけで繋がっていても信頼関係は築けない。今後中国がお山の大将を卒業して、近隣諸国と友好な同盟関係を築くことはできるのだろうか。(編集担当:村山健二)