日本人は世界的に「約束を守る」、「時間を守る」と評価されている。世界中にいる日本人や日系人がこれまで積み重ねてきた信用が今日になってこのような評価につながっていると言えよう。こうした評価は一朝一夕で構築されるものでないことは確かだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人は世界的に「約束を守る」、「時間を守る」と評価されている。世界中にいる日本人や日系人がこれまで積み重ねてきた信用が今日になってこのような評価につながっていると言えよう。こうした評価は一朝一夕で構築されるものでないことは確かだ。

 だが、世界の国を見回してみると、意外にも「時間厳守」が求められない国も少なくない。中国も日本よりは時間に対する概念はおおらかであると言えるが、むしろ日本のように人びとが時間を厳格に守る国民性のほうが珍しい存在なのかも知れない。

 中国遼寧省大連市の地方紙である新商網はこのほど、大連市内の小学生が日本人学校の生徒たちとの交流活動に参加したことを紹介しつつ、「日本の子どもたちのすばらしい生活習慣と礼儀に、中国の子どものみならず教師も深い感銘を受けた」と伝えている。

 記事は、交流活動が日本人学校で行われたことを紹介しつつ、交流活動が始まる時間が午後3時と前もって決まっていたことを紹介。日本人の生徒たちは「10分前には会場に到着しており、遅刻する生徒は1人もいなかった」と驚きを示し、さらに日本人学校では生徒たちは校舎に入る時には上履きに履き替えていたと紹介したほか、校舎内にはゴミ1つ落ちておらず、痰吐きの痕跡も見当たらなかったと伝えた。

 中国人と異なり、日本人は痰を吐き捨てる習慣はないため、日本人学校の内部に痰吐きの痕跡は存在しないのも当然だが、日本人と中国人の子どもの生活習慣の違いに大きな感銘を受けたようで、記事は「中国人は時間を守らないため、いつも誰かが遅刻している」と指摘。なぜこれほど日中の子どもたちにこれほどの違いが生じるのだろうか。

 記事は、日本の学校は礼儀や道徳を重んじる教育を行っていると伝え、その一環に時間を守ることも含まれると紹介。数学などの授業においても、子どもたちにスケジュールを組ませたうえで自分で学習の進度を管理させることで時間を守る概念を育むのだと考察している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)