30日、韓国型空軍機KT−1で訓練飛行中にエンジン停止のトラブルが発生したものの、操縦していた訓練生が無動力状態で滑空飛行の末に無事着陸、生還していたことが分かった。写真は韓国。

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2016年3月30日、韓国・ニューシスなどによると、韓国型空軍機KT−1(別名「雄飛」)で訓練飛行中にエンジン停止のトラブルが発生したものの、操縦していた訓練生が無動力状態で滑空飛行の末に無事着陸、生還していたことが分かった。

韓国空軍によると、今月9日午前、慶尚南道の空軍基地を離陸したKT−1訓練機1台で飛行中に突然エンジンが停止するトラブルが起こった。当時同機に搭乗していたのは、訓練生のイ中尉1人。中尉は煙が充満する操縦席でも地上の教官の指示に冷静に従い、無動力のまま約48キロを滑空、無事に着陸を果たした。KT−1は2000年から運用が始まった韓国産の訓練機で、今回のようなトラブルはこれが初めて。48キロもの長距離を滑空飛行したのもイ中尉が初めてとして、軍はイ中尉に「ウェルダン(Well Done)賞」を授与する計画だ。

空軍関係者は今回のトラブルの原因について「エンジンの電源装置と機体のギアボックスの間にある駆動軸の薄い膜に異常な電流が流れたために問題が発生した」と説明している。空軍は問題の部分について全機の調査を行い、順次同型機の飛行を再開している。

これについて、韓国のネットユーザーからはイ中尉への称賛の声が多数寄せられた。

「イ中尉のメンタルはかなりのものだね。立派なパイロットになって」
「イ中尉こそ真のパイロットだ。韓国の空を頼みます!」
「すごい。その状況で風に乗って滑走路に下りるなんて、想像すらできないよ」

「普通の人ならパニック状態だろうに、本当に立派だ!」
「こうして一つの才能が見つけ出された」
「最高!大韓民国の自慢だ」
「イ中尉を教育した教官にもその賞をあげて」

「燃料も使わずに48キロ飛んだんだから、エネルギー管理公団からも表彰すべきだ」
「非凡なパイロットだね。積極的に育成してほしい」
「これでイ中尉の出世は保障されたも同じ。おめでとう」
「これを言い訳に空軍がまた入隊募集の宣伝をしそう」(翻訳・編集/吉金)