30日、中国の程永華・駐日大使が記者会見し、先の全人代で採択された第13次5カ年計画(2016〜20年)の内容を説明した。2020年に中国のGDPは90兆元と10年の41兆円の2倍以上に達し、「中国経済はハードランディングにはならない」と強調した。

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2016年3月30日、中国の程永華・駐日大使が東京港区の中国大使館で記者会見し、先の全人代で採択された第13次5カ年計画(2016〜20年)のポイントを説明した。供給サイドの構造改革の実施により、2020年に中国のGDPは90兆元と10年の41兆円の2倍以上に達し、1人当たりGDPも2倍となると指摘。「中国経済はハードランディングにはならない」と強調した。同計画は向こう5年間にわたる経済・社会の運営計画で、中国経済の先行きを占う指標として関心を集めている。発言要旨は次の通り。

第13次5カ年計画では、年平均GDP伸び率6.5%以上の「中高速成長」を維持。小康(ゆとりある)社会を2020年までに完成させるという大目標に向けた重要政策を実施する。

20年には中国のGDPは90兆元と10年の41兆円の2倍以上に達する。1人当たりのGDPも2倍となる。供給サイドの構造改革と発展の推進力となる経済成長を両立させ、環境汚染の減廃、技術革新(イノベーション)などを推進する。9億人の労働力、1億人の高等教育を受けた技術者の力で達成可能だ。工業化、ハイテク産業化が進展しており、消費やサービスの高い伸びが期待できる。

これにより、中国経済はハードランディング(崩壊)にはならない。「一帯一路」(海と陸のシルクロード)などの推進により地域の経済的繁栄に貢献できる。(八牧浩行)