栃木県 佐野市にあるスバル研究実験センター(通称:SKC)にて、スバルファンミーティングが開催されました。

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スバル研究実験センター(以下SKC)は、スバル車の開発を行なうための実験施設で、通常はスバルのトップシークレットとされる機密施設。

この場所に事前募集で当選した約1000台、2500名のスバリストが全国から集結しました。

 

SKCでのイベントは1999年11月7日に開催された「SKC10周年記念イベント」以来実に17年ぶりの一般開放。通常は立ち入ることのできない聖域という事もあり、約3500組8500名もの応募があったそうです。

エビススバルビル(富士重工業本社)、富士重工業群馬製作所など、スバリストから聖地と呼ばれる場所はいくつか存在しますが、なかでもSKCは一般解放がほとんど行なわれないこともあり、聖地度はナンバーワンといえるでしょう。

 

今回のイベントの主なコンテンツは、「高速走行体験」や「SUBARUの動く博物館」といった体験型プログラムから、「SKCバスツアー」や「技術資料館見学」といった見て楽しむコンテンツのほか、「SUBARU オーナーズミーティング」、「DNAフォーラム」といったエンジニアとオーナーが直接触れ合うことのできるプログラムまで大変充実した内容となっていました。

「ドキドキSUBARUステージ」と呼ばれるメインステージではドライバートークショーなどが展開されたほか、同日に富士スピードウェイでSUPER GTのテストをおこなっていた辰己監督や井口卓人選手、山内 英輝選手、現地イベントにゲストとして参加していた山野 哲也選手との中継によるトークショーもおこなわれました。

会場には富士重工の吉永社長やSTIの平川社長をはじめ、役員の方々や現行各モデルのPGM(開発責任者)やエンジニアの方も数多く来場していました。ステージイベント以外の時間帯には会場内でオーナーの皆さんと直接触れ合い、生の声が伝えられるという夢のような機会に恵まれました。

スバル車を乗り継ぐいちスバルファンの筆者からすると、天国のような場所に神様みたいな人たちが溢れている環境で、一般参加の方々が羨ましい限り!「あぁあのステージ見たい……」「あの方とゆっくりお話ししてみたい……」といった状況も残念ながらかなわず(笑)丸一日会場内を取材して回りました。

会場内にはスバルを得意とするアフターパーツメーカーの出展をはじめ、スバル専門各誌の販売ブース、そして地元佐野警察署のブースも設置され、インプレッサWRX STIのパトカーが展示されました。

 

ほかにも歴代のラリーカーやレースマシンの展示もおこなわれましたが、やはり感慨深いのは「10万キロ世界速度記録」に挑戦した初代レガシィの展示でしょう。

このクルマはスバル車の競技車両の製作やパーツ販売などでスバリストにもお馴染みの「K・I・Tサービス(ケー・アイ・テーサービス)」にて保存されている車両で、この日は展示のほか高速周回路のデモランも披露されました。

スバルが挑んだ数々の記録への挑戦のなかでも過酷なチャレンジであった10万キロ世界速度記録は当時中学生だった筆者の心をガッチリつかみ、のちにレガシィを購入するきっかけとなった1台であったこともあり、個人的には感激のワンシーンでした!

 

ほかにも様々なコンテンツが催され、大盛況のうちに閉会の時間となりました。最後は参加車両が高速周回路を1周したのち、会場を後にするパレードランがおこなわれ、吉永社長をはじめ、メーカーの方々やスタッフ全員によって見送られました。

パレードランではほとんどの参加者が笑顔で手をふり、イベントの楽しさや充実度がそれだけで伝わってくるような気がしました。

 

イベントに参加されたオーナーからは、

「SKCに入れただけでも感動しました。そのうえ直接エンジニアの方からクルマを作る思いや苦労話を聞けたことで、より自分のクルマに愛着がわきました!」

「SKCでのイベント開催はとてもハードルの高いことと思いますが、是非ともこうした機会を再び設けてほしいです。残念ながら抽選に漏れてしまった方達のためにも切に願います」

という熱いコメントが寄せられていました。

 

今回のイベントは、スバルオーナーとメーカーのエンジニアや社員の方々が直接触れ合う貴重な機会であることが、最も印象に残りました。

普段愛車を乗り続けることで発見する使い勝手や不満だけでなく、スバルに乗っていたことで、こんな状況で助かりました!といったことも、直接声が届けられたのはスバルにとっても実に有益だったのではと感じました。

 

もちろんオーナーにとっては、普段知ることのできない開発秘話やスバルの歴史、そして開発の第一線であるSKCに入れたことで自分のクルマの生い立ちなどをフィールドワークで学べる有意義な時間だったはず。いちスバルファンとしても、是非こうした機会を数多く設けてほしいと感じる充実のイベントでした。

スバルが実施している「スバル アクティブライフスクェア」では、他にも様々なイベントを実施。スバリストが楽しめるイベントから、アウトドアでのアクティビティなど内容も様々。こちらも是非チェックしてみてはいかがでしょう。

公式HP:スバル アクティブライフスクェア

(井元 貴幸)

17年ぶりの一般開放!スバリストが全国からスバル研究実験センターに大集結!【スバル ファンミーティング】(http://clicccar.com/2016/03/31/363037/)