29日、中国の若者が結婚に疑問を持ち、離婚率が急上昇している。写真は結婚する夫婦。

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2016年3月29日、ロイターによると、中国で結婚に疑問を持つ若者が増えており、離婚率が急上昇している。30日付で環球時報が伝えた。

孫香書(スン・シアンシュウ)さんと施慈(シー・ツー)さんは北京の婚姻登録所で結婚証書を手に写真を撮り、正式に夫婦となったばかりだ。しかし、他の多くの中国人夫婦と同様に、彼らの結婚も長続きしなかった。実は、彼らの結婚式は一つの「アート」でしかなかったのだ。

孫さんと施さんは面識がないまま結婚し、結婚後48時間で離婚した。この2人の結婚を企画した人はこう述べる。「私の多くの友達も、周囲からの圧力で結婚させられている。今まで、結婚のための結婚をした人を多く見てきた。性や財産といった、本来結婚とは一緒にされるべきものではないものがいっしょくたにされている」。

中国人にとって「結婚」とは、一世一代の家庭の大事であるが、中国は社会保障制度が整備されておらず、人々の間では「子は親を養うべき」という伝統的な考え方が色濃い。こうした環境下で若者が結婚・出産のプレッシャーと向き合った時、往々にして経済的な問題が互いの感情よりも勝ってしまう。若い夫婦は伝統的観念と自己実現の板挟みに陥り、結果として、中国の離婚率が上昇しているのだ。

2011〜2014年に、中国の離婚件数は27%増加した。その中には、「表面上はロマンチックだが実際は本当の愛情がない」という結婚生活を維持できないと考えた人たちの存在がある。(翻訳・編集/松澤)