28日、中国から北朝鮮へ密輸された携帯電話が脱北者にとって欠かせないツールになっていることに、北朝鮮の金正恩第1書記が激怒しているという。写真は北朝鮮。

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2016年3月28日、米華字メディア・多維新聞によると、中国から北朝鮮へ密輸された中国製の携帯電話が脱北者にとって欠かせないツールになっていることに、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が激怒しているという。

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ニューヨーク・タイムズによると、脱北ルートとなっている中国との国境に近い地域では、北朝鮮に密輸された中国製携帯端末からでも中国のモバイルネットワークを利用することができ、外部と情報をやりとりするのに欠かせない重要な手段になっている。

しかし、金第1書記が政権を掌握して以来、そうした手段にも危険性が増している。2009年には脱北者が2914人に上ったが、海外からの情報流入や情報流出を防ぐため、金正恩政権は通信を厳しく統制し始め、モバイル通信に対するジャミングや電波追跡も行い、15年には脱北者は1276人にまで減少した。

金正恩政権は中国製端末の密輸取り締まりをいっそう強化しており、韓国や敵対国と連絡を取ったことが分かれば、拘束され、反逆罪に問われる恐れもあるという。(翻訳・編集/岡田)