29日、中国で宅配便の年間取扱件数が200億件を超えた。配送に使われる梱包(こんぽう)資材の回収が進まず、資源回収のシステム作りが急務となっている。

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2016年3月29日、北京日報によると、中国国家郵政局の統計から、中国における宅配便の年間取扱件数が200億件を超えたことが明らかになった。宅配便は中国人の生活に欠かせない存在になっている。

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2015年の中国における宅配便の年間取扱件数は206億7000万件で、前年比48%増加となった。しかし、宅配便が増加する一方で、荷物の配送に使われる外箱や、箱の中に使われるビニールラップ、緩衝材などの梱包(こんぽう)資材のごみも急増している。

過剰な包装や、資材の回収が進まず、再利用されないままごみとして捨てられたり、プラスチックやビニールなどの自然に分解されないごみが分別されないまま廃棄されている。環境破壊につながるだけでなく、焼却処分するにも相応の設備やエネルギーを必要とすることなど、さまざまな問題をもたらしている。

回収が進まない背景には、配送業者がこうした使用済み梱包資材を回収しても利益につながりにくいことなどがある。専門の回収業者も、プラスチックごみは回収しておらず、段ボール箱にガムテープがたくさん残っている場合も再利用が難しく、回収しないと話す。

専門家の間からは使用済みの梱包資材を資源として回収するシステムを構築する必要性が指摘されている。中国快遞(宅配)協会の元責任者らは、梱包資材の無公害化を進め、回収の徹底や、分解しやすい素材を使用し、繰り返し使うように努力していくことの必要性を呼び掛けている。(翻訳・編集/岡田)