27日、韓国ソウルのある民家の玄関ドア前に巨大な壁が建設され、住民が出入りできない事態に陥っている。イメージ写真。

写真拡大

2016年3月27日、韓国・SBSテレビによると、韓国ソウルのある民家の玄関ドア前に巨大な壁が建設され、住民が出入りできない事態に陥っている。

出入り口がふさがれた古い家に住むのは、65歳の夫婦。数センチの位置に壁が迫る玄関は使えなくなったため、やむを得ず反対側のトイレの壁に新たな扉を作っているところだ。ただし、トイレの使用中には使えない玄関になる。

壁を設置した建設会社は、夫婦の家のすぐ隣に117世帯が住む大型マンションを新築する。この会社の関係者は、壁の位置までが建設会社所有の土地であるため、そもそも夫婦が玄関を使用するのはおかしいと主張する。この土地問題は10年以上前から両者の間で持ち上がっており、建設会社オーナーが夫婦による土地の侵犯を訴えた裁判では、建設会社側が勝訴した経緯がある。

夫婦は当時の判決に従い家の一部を壊して土地を明け渡したほか、土地の使用料も借金をしながら払ってきた。区役所からは建設会社に家と土地を売ってはどうかとの提案もあったが、これが夫婦の神経を逆なでして事態はこじれる一方。結局、建設会社が壁で境界を仕切るという強引な手に出るまでになってしまった。夫婦は「まるで家が監獄のよう。いくら自分の土地と言っても、人が生きる権利を奪うのはどうなのか」と救済を訴えている。

これに、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられた。

「誰かこの人たちを助けてあげられないのかな」
「これじゃマンションは売れないね」
「今年トップのパワハラ建設会社だ」

「みんながこのニュースに関心を示せば、夫婦を助けることができると思う」
「この事件を青瓦台(韓国大統領府)にも伝えよう」
「これもまた国の恥だ。この会社は正常な理性を持っているとは言えない」

「建設会社のオーナーの名前を明らかにして。国の力を使っても」
「韓国の成金らしいやり方」
「基本的人権まで踏みにじる悪徳業者」(翻訳・編集/吉金)