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 2か月以上前のことになるが、2016年1月15日、東京・日比谷コンベンションホールで「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015」が発表され、表彰式がおこなわれた。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」は、”投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたちが、証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベント”(公式サイトより)である。

 2007年から行われている同イベントは今年でもう9回目を迎える。

 運営委員長は、投資ブロガーであるrenny氏である (投信ブログ「rennyの備忘録 著者)。

 それでは今年はどんな投信が高評価を得たのか? 上位5位までに入った投信を見ていこう。

◆「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」トップ5

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015」トップ5に選ばれた投信は、以下の通りである。(有効総投票者数 159名、有効総ポイント 795)

【第1位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動するインデックスファンド(67名が投票、218ポイントを獲得)

【第2位】三井住友・DC全海外株式インデックスファンド
日本を除く先進国・新興国の株式を投資対象としたインデックスファンド(24名が投票、73ポイントを獲得)

【第3位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
全世界の先進国株式市場および新興国株式市場への投資収益を測る基準指数(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス)をベンチマークとする海外籍のETF(22名が投票、59ポイントを獲得)

【第4位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
世界30カ国の株式と10カ国以上の債券に分散投資することが可能です。債券と株式の資産配分比率は50:50(19名が投票、45ポイントを獲得)

【第5位】ひふみ投信
独立系直販のアクティブファンド(14名が投票、41ポイントを獲得)

 となっている。(参照「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015」

◆「ローコスト」「幅広い分散投資」「運用成績」が鍵

 では、各ファンドについてレビューしてみよう。

 第1位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、(有効総投票者数 159名、有効総ポイント 795)中、(67名の方が投票、218ポイントを獲得)となり、第2位を大きく引き離して、圧勝であった。勝因は、日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動するインデックスファンドを低コストで提供していることが、非常に高く評価されているようだ。

 鍵となるのはやはり低コストなことだ。

 第2位 三井住友・DC全海外株式インデックスファンド、第3位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのいずれもインデックスであり、低コストだ。第1位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の信託報酬は0.24%(税抜き)、第2位 三井住友・DC全海外株式インデックスファンドの信託報酬は0.25%(税抜き)、第3位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの経費率:0.17%なので、長期にわたって運用しようと思うのであればかなりメリットがあるだろう。

 また、運用成績がよいことも重要だ。第4位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは投資対象ファンドはバンガードの8本のインデックスファンドである。ファンド・オブ・ファンズのためか、信託報酬が0.69%(税抜き)と高いが、信託報酬が以前よりも低くなったこと、これ一本で世界分散投資が完了すること、運用成績がよいことが評価された。