29日、韓国メディアは戦時中に日本企業の勤労挺身隊として働いた韓国人女性らが三菱重工業を相手に起こした損害賠償訴訟の訴状が「とんでもない」理由で返送されたと伝えた。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2016年3月29日、韓国・聯合ニュースは、戦時中に日本企業の勤労挺身隊として働いた韓国人女性らが三菱重工業を相手に起こした損害賠償訴訟の訴状が、「とんでもない」理由で返送されたと伝えた。

勤労挺身隊被害者らを支援する韓国の市民団体は29日、「被害者らが送った訴状が日本の中央当局から返送された」と明らかにした。書類が返送されたのは今回で3度目だという。今回の訴訟は元勤労挺身隊の女性3人と亡くなった女性の家族1人が、三菱重工業に対し、6億ウォン(約5900万円)の損害賠償を求めたもの。訴状の送達は当事者に請求の趣旨などを知らせるもので、裁判を始める上で必須となる。

日本側は訴状を返送した理由について、「訴状に添付された裁判所の弁論期日呼び出し状の日本語翻訳版には、ハングルの原本にある『駐車場が狭いためなるべく公共機関を利用してほしい』との文章が抜けていた。さらに、原本の12ページ目の紙が22〜23ページの間に誤って挟まれていた」と説明したという。

同団体の弁護士は「公共機関利用に関する文章が抜けていたのはこちらのミスだとしても、書類の配列は三菱側が故意に変えた可能性もある」と指摘した。同団体は「三菱重工業は明らかに時間稼ぎをしている」とし、今月31日に光州市庁の慰安婦像前で記者会見を行う予定だという。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「変な言いがかりをつけて書類を返送する三菱もそれを受け入れる裁判所も…。金を出すのも罪を認めるのも嫌だとあがいているように見える」
「親日派の朴大統領のせいで被害者らの立場がどんどん弱くなっている」

「まずは日韓請求権協定の原本を公開してほしい」
「とっくの昔に解決した問題だから、訴訟を拒否されて当然。損害賠償の請求は日本から金を受け取った韓国政府にするべき」

「次からは書類をページ通りに並べて封筒に入れる様子を撮影しておいて!三菱がまた変な主張をしたら、その動画を公開すればいい」
「なぜ日本の本社を相手に提訴する?米国支社を相手にすればいい」

「書類を提出する際、ホッチキスで止めなかったの?それに、文章が抜けていたのは完全に弁護士のミス。ささいなことかもしれないが、準備をしっかり行わなかったということは事実」(翻訳・編集/堂本)