29日、歌手で俳優のジャッキー・チュンがウォン・カーウァイ監督に対する心のわだかまりを語った。写真1枚目はジャッキー・チュン、2枚目はウォン・カーウァイ監督。

写真拡大

2016年3月29日、歌手で俳優のジャッキー・チュン(張学友)がウォン・カーウァイ(王家衛)監督に対する心のわだかまりを語った。NOWnewsが伝えた。

【その他の写真】

ジャッキー・チュンは29日、香港演劇学院で座談会に出席。今年で30年目を迎えた映画人生について語った。巨匠ウォン・カーウァイ監督の作品にはこれまで、俳優として評価されるきっかけとなった「いますぐ抱きしめたい(1988年)」をはじめ、「欲望の翼(90年)」「楽園の瑕(94年)」の3本に出演している。しかし、「欲望の翼」ではウォン監督に対して大きな不信感を抱いたことを明かしている。

ジャッキー・チュンによると「欲望の翼」の撮影では、ただ顔を上げるシーンだけで60回のテイクを重ねた。しかし最後にウォン監督は「もういい」と言い捨てて、その場を立ち去ったという。もともとウォン監督とは仲が良かったため、監督デビュー作から、友人として義理を尽くしたい一心で出演していた。しかしそのような対応をされたことで、「知り合いにならない方がよかった」と思うほど、不愉快な気持ちになったと語る。

ウォン・カーウァイ作品としては、「楽園の瑕(きず)」が「間違いなく最後の一作」と断言するほど、今も深いしこりが残っている様子。しかしウォン監督の仕事に対しては、「才能豊かで本当にすばらしい」と絶賛している。

映画「2046」や「グランド・マスター」では完成までに5〜10年を要し、完璧主義でも有名なウォン監督。歴代の出演者はそれに黙々と従う人と、二度とごめんだと拒否する人に分かれ、ジャッキー・チュンや木村拓哉は「後者の方に当たる」と記事では結んでいる。(翻訳・編集/Mathilda)