続・これら20枚の写真には「スナイパー」が隠れています

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再び「スナイパー」があなたを狙っている。写真家サイモン・メナーが数年掛かりで撮影にこぎつけた人気フォトシリーズ「カモフラージュ」の続編、リトアニアとラトヴィアに潜むスナイパーたちをすべて見つけられるだろうか? 20作品とその解答をギャラリーで紹介。

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2/20ドアを通り抜けようと、スナイパーがビルの2階の地面に横たわっている。
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3/20スナイパーはどこだ?
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4/20右下だ。銃口が灰色の迷彩布の下にかろうじて見えるのがお分かりだろうか。
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5/20どこにいるのだろう?
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6/20丘の上にいるスナイパーが、土砂降りのなか、その側面に乘かっている。頭の形がかろうじて見える。
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7/20今度はどこにいる?
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8/20壁にV字形をした裂け目がある。スナイパーが雪で覆われた煉瓦の下に潜んでいるようだ。
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9/20さて、どこに隠れているか。
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10/20右端に折れた木がある。スナイパーがその木に隠れて枝の中に潜んでいて銃口が見える。
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11/20この写真には2人隠れている。
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12/201人は煙突の右側、もう1人はアーチ門の右側の薄緑色の苔の上にいる。
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13/20さあ、どこでしょう?
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14/20ちょうど草の端にある樺の木の右側の葦の中にスナイパーがいる。
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15/20ここにも、本当に隠れているのです。
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16/20中央右付近に塹壕の後ろから突き出た木製の厚板がある。スナイパーが白い防水シートの下にあるこの厚板の右側にいて、銃口が見える。
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17/20どこだ?
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18/20左に、V字型をした樺の木がある。スナイパーがトランクの左側に隠れて潜んでいる。
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19/20この写真は特に難しい。
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20/20スナイパーが、窓のほとんど真上に位置した草むらの中にいる。
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よく『WIRED』を読んでくれている読者なら、「この10枚の写真にはスナイパーが隠れています」という人気の記事をご覧いただいたことがあるかもしれない。この10枚の写真には、完璧に平穏な絵のように美しいドイツの田園風景が写し出されているが、フレームのなかのどこかに“あなたを狙うスナイパー”が潜んでいるのだ。

このスナイパーシリーズを撮り続けている写真家サイモン・メナーが、今回はリトアニアとラトヴィアで新シリーズを撮影した。

大型カメラを携えて現地に入り、軍隊の実験場と周辺の田園地帯を自らの広大な風景へとつくり上げた。ありふれた風景のなかで潜んでいるスナイパーを見つけ出すことは、そう簡単なことではない。

「わたしはこのプロジェクトが気に入っているんです。この作品の重要なところは見えないところにあるのです」と、彼は言う。

2010年と13年にドイツ軍スナイパーを撮ったメナーは、ほかの国でも撮影したいと思ったが、現地の協力を得るまでは非常に難しい道のりだった。世界12カ国の軍関係者にメールを送るのに、彼は3年もの歳月を費やした。米国、カナダ、フランス、スウェーデン、ノルウェーなどの7カ国は、その返信だけで数カ月も待たせ続けた挙句、結局彼の申し出を断ったという。

最終的に昨年やっと、リトアニアとラトヴィアが撮影を許可してくれたので、今年1月、メナーは現地で5日間の撮影を敢行した。リトアニアの雪のなかで撮影をするために、彼は冬の間に行きたかったのだという。そして、期待以上の作品に仕上がった。リトアニアでは雨や雪のなかの撮影で、マミヤのフィルムカメラの曇るレンズを拭いながらも。

一方で、スナイパーたちは天候など気にも止めなかった。「彼らは、そんなことには慣れっこなんですよ」とメナーは言う。

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1/20【その2】こちらから残る10作品、「本気のスナイパー」を見つけられるだろうか?
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2/20緑色の防水シートの下に潜んでいるスナイパーが、中央右に位置している。銃口が見える。
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4/20ちょうど小径の右側に、深緑色の芝がある。スナイパーは、芝の左上隅に潜んでいる。
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6/20右端の煉瓦に小さな裂け目がある。白いスーツを着たスナイパーが、その後ろに潜んでいる。銃口が見える。
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8/20中央右に位置したスナイパーが、小枝や枝に潜んでいる。背景にある木が、ほとんど真っ直ぐに彼を指し示していて、銃口も見える。
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10/20バンカー(窪地)が、中央右に位置している。右隅から下へ線を引くと、スナイパーが白い防水シートの下にある野原の外にいるのが分かる。銃口が見える。
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12/20左上に特徴的な岩がある。下へ直線を引くと、スナイパーが緑色の枝の中に潜んでいる。
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14/20スナイパーが、最も高い木の右側に跪いている。
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16/202本の大木が、右側に位置している。地面近くにある緑色の小枝に隠れて、スナイパーがその右側に潜んでいる。
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18/20左前景に暗い下草がある。写真中央近くの右端で、スナイパーがそれに隠れて潜んでいる。
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20/20スナイパーが、左端の樹木限界線が切れた付近にある何本かの小木の後ろに潜んでいる。
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撮影を行ったメナーやスナイパー、そしてこれらの撮影に携わった軍関係者、みなの協力によってこのシリーズは完成した。

メナーはスナイパーたちから半マイルほど(約800m)離れて撮影したが、それはスナイパーがいつも標的との間にとる距離よりもずっと至近距離だったという。スナイパーたちに自分に近づいてもらうよう説得するのが大変だった、というメナー。「撮影だというのに、スナイパーたちはちゃんと隠れたがってしまって」と彼は言う。「彼らにとって、そうすることがプライドの一部なのです」

こうして完成した写真からスナイパーを見つけ出すことは、まったくもってそうたやすくはない。メナーは多くの場合、写真を眺めることにひたすら時間を費やしてしまい、人々が「そこにないもの」を見始めてしまうことに気づいた。最初のスナイパーシリーズ(記事下)が人の目に触れる機会が増えてからというもの、スナイパーが実際にその写真のなかにいるという証明を要求する憤りのメールを、フラストレーションの溜まった人々からメナーは複数受け取った。

「この写真シリーズの面白さの一面は、見た人の心のなかで“ストーリーが始まる”ときなのです。スナイパーを捜して見つけ出す、そこから自問自答が始まるのです。わたしはそれがこの作品の魅力だと思っています」(メナー)

メナーは、これらスナイパーを捜すことをある象徴と捉えている。国家安全保障局(NSA)の監視から軍隊のドローン攻撃まで、現代社会には実に多くの脅威が潜んでいる。わたしたちはその脅威がそこにあることを知ってはいるが、それらが実際起きることを想像することはできない。そのような事態は、人々を動揺させ不安にさせる。

メナーは、このシリーズを継続したいと切に願っている。特に、砂漠やジャングル、都市といった異なる風景での撮影を望んでいる。以前申し出を却下された国にさえ、メナーは厭わず挑戦し続けるという。「米国軍のどなたでも、この記事を読んでくれたなら、どうかわたしに連絡下さい」

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1/21茶色い腐った木の右上。

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3/21右下の大きな2つの岩の上。銃口は見えている。

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6/21中央からわずかに左の位置にいる。

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8/21左下の大きな岩の真上にいる。

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10/21中央左の若木の後ろ。

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12/21大きな木の左下。

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14/21右から2本目の大きな木の左下。

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16/21中央左の曲がった木の奥。

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18/21左の大きな岩の右端。

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20/21左下の枝の下。

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