大塚寧々・47歳は今が旬!冬ドラで光った中年女優たち
ドラマを愛して40年のドラマ批評家・スナイパー小林が冬ドラマを振り返ります。

「あ〜、この人が出るとドラマが締まるわ」と記憶に残る脇役っていますよね。今クールのドラマでは、『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)の高畑淳子をはじめ、そんな脇役の名手たちが大活躍でした。でも、スナイパー小林的に気になったのは、独特の声と存在感が光っていたこのふたり。

◆大塚寧々・47歳の“中年美”

 今クールは2作に出演と大活躍だったのが、大塚寧々です。NTV系『怪盗 山猫』では「チーム山猫」のメンバー・宝生里佳子役。亀梨和也や広瀬すずたち、若い共演者の中にいながらも、堂々とその美しさをアピールしていました。

 一方、テレビ東京系『東京センチメンタル』では、主役である吉田鋼太郎の元妻・玲子役。ドラマ内で吉田が言った「あの頃よりもいい女になった……」というセリフ通り、年を増すごとに美しさも増しています。

 ちょっと甲高い声の回し方がすごく心地よい、癒し系女優の寧々さん。プライベートでは、今や画伯となった田辺誠一が旦那さまです。ちなみに彼女は再婚で、前夫との間に子どもがいたので、当時は「どうなっているんだ」と夫婦仲があれこれ噂されていましたが、10数年を経てもCMで共演するほど仲良しで、不仲の噂もまったく聞きません。それも、彼女の魅力を表す証拠なんだろうな。

◆いるだけで面白い伊藤修子(39歳)

 フジテレビ系『お義父さんと呼ばせて』で遠藤憲一が勤める会社の部下役だった伊藤修子。どっかのシュールなマンガから抜け出してきたんじゃないかと思わせる地味なルックスなのに、ドラマ内では的確な恋愛アドバイスをするギャップが面白かったです。

 また、遠藤からお茶を顔面にぶっ掛けられるシーンを真顔でこなす一面も。「根性あるわ〜」と思っていたら、実は彼女、吉本のれっきとした芸人さんでした。劇団にも所属しているので、女優としての顔も持ちあわせています。

 出てくるだけで面白い、という存在感に加え、声もまたいいんです。どこかエロさも醸し出す、抑揚をつけて放つセリフは、たいがいが棒読み口調。それが独特の味になってしまう愛らしさが、彼女にはあります。絶対に。

 いろいろ調べてみると、編み物がプロ級とか、実は『笑っていいとも!』(フジテレビ系、2014年3月に終了)のレギュラーだったとか、武蔵野美術大学の卒業生とか、気になる要素が満載なので、またドラマ以外のトーク番組でもお見かけしたいな、と思います。

<TEXT/スナイパー小林>
【スナイパー小林 プロフィール】
芸能・恋愛コラムニスト、ライター、編集者。ドラマ解説者。女性雑誌、書籍を中心に執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。小学生の頃に見た「毎度お騒がせします」からテレビドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になったアラフォー。