チョウの群れ、雲林の山間部を舞う  1分間に最高880頭/台湾

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(雲林 30日 中央社)晴天に恵まれた28日、中部・雲林県の山間部では、多数のチョウが飛び交う美しい光景が見られた。台湾紫斑蝶生態保育協会の曽振楠理事長によると、この日正午ごろ、1分間に880頭を観察。近年では2008年に記録した1000頭に次いで多い数となった。

同県林内郷は、南部の山間部で冬を越したルリマダラ属のチョウが北上する際の通過地点となっており、毎年3月から4月中旬にかけてチョウの群れを見ることができる。

曽理事長によれば、この日午前9時過ぎの段階ではチョウの姿がほとんど見られなかったが、10時半ごろから突然増えた。これを受け、チョウの群れを付近の道路を走る車から守るため、一部道路はすぐさま封鎖された。だが、それでも間に合わず、車の通過時に吹く風に巻き込まれ、命を落としたチョウも多くいたという。

チョウの群れを保護するため、同協会は付近を走行する運転手に対し、速度を落とすよう注意を喚起した。

(葉子鋼/編集:名切千絵)