中国人をはじめとする多くの外国人から好感を持たれている日本の食べ物、和食。そのシンプルに見えて繊細で複雑な味わいに欠かせないのは、素材の味を生かす技術と日本の調味料文化だ。中国メディア・揚子晩報は29日、日本人が愛してやまない和風調味料の世界について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

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 中国人をはじめとする多くの外国人から好感を持たれている日本の食べ物、和食。そのシンプルに見えて繊細で複雑な味わいに欠かせないのは、素材の味を生かす技術と日本の調味料文化だ。中国メディア・揚子晩報は29日、日本人が愛してやまない和風調味料の世界について紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、みりん、醤油、だし、味噌、酢。みりんはアルコール分を含む「健康調味の魔術師」であるとし、料理の甘みを引き出すのみならず照り出しや防腐といった作用まであると紹介。みりんの甘さを持つ和食は、甘い味付けを好む中国南部の人にはとても受け入れやすいものであると説明した。

 中国にも存在する醤油や味噌については、その種類の多さに感嘆。主な分類だけでも醤油は濃口、薄口、白醤油、たまり醤油など、味噌では白みそ、淡色みそ、赤みそ、大豆味噌、麦みそ、米味噌などが存在すると紹介。また、昔ながらの製法を守っている製造者も多く「これが芳醇な香りの秘密なのだ」としている。

 そして、だし。「最もベースになるもので、和食の調理においては軽んじることのできない地位を持っている」とし、これによって料理の味がより鮮やかに引き立つと説明。だし作りでは材料の選択や作り方におけるこだわりが詰まっており、「日本料理はシンプルながらもとても難しい料理」であることを説明する最良の例だと評した。

 酢については主にゆずポンズに代表される果実酢を紹介。「果実酢なんてリンゴ酢みたいに飲むだけのもの」という認識が、ゆずポンズによって覆されたとし、「淡い香りを帯びたポンズは、料理本来の味を壊さずに爽やかさを添加してくれる」と解説した。

 記事は日本を代表する調味料をもう1つ紹介している。それは、マヨネーズだ。和風調味料ではないが、おにぎりのツナマヨネーズなど「単にドレッシングとしてではなく、料理の中に巧みに使っているのだ」とし、マヨネーズも「日本人が超大好きな調味料の1つである」と伝えた。確かに、日本国内には「マヨラー」と呼ばれるマヨネーズ愛好家が多い。マヨネーズの存在が和食のみならず日本の食文化をより豊かなものにしていることは間違いないだろう。

 マヨネーズはさておき、紹介された和風調味料はいずれも手間暇をかけて生まれたものと言える。美味しい料理にはそれなりの手間暇と丁寧な仕事が必要である、ということを教えてくれているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)