長友は再三のオーバーラップで攻撃に変化を加えるとともに、相手のカウンターへの防波堤としても機能した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 シリア戦の93分、後半のゴールラッシュを締めくくる原口のゴールを、鮮やかな左足のクロスでお膳立て。しかし、結果的には大勝の試合も、その内容には隙があったことは否めない。最終予選を見据え、長友佑都はチームのどこに課題を見出したのか。試合後のコメントをお伝えする。
 
長友佑都(インテル/DF)
 
――◆――◆――
 
――今日のチームの出来をどう感じましたか?
 
 ホームで攻撃的にやれたし、チャンスも作れたので全体的には良かったと思います。ただ、このままの戦い方では、最終予選では必ず失点するでしょうね。
 
 全員が全員、ボランチも含めて前掛かりになっていた場面があった。結局相手が僕たちの攻撃を撥ね返した時にボランチを越えてしまうと、中盤には誰もいない状況になってカウンターを食らうことがあった。最終予選はそんなに甘くないし、今日は3点ぐらい取られてもおかしくなかった。
 
――奪われた瞬間の対応が甘くなると、隙が生まれるということなのでしょうか。
 
 やっぱり良いタイミングで攻撃的な守備ができればいいけど、そのプレスがハマらなかった時に、カウンターを食らっている。そこは攻撃的に奪いに行くのが無理だなと思ったら、全体的にコンパクトに締めてディフェンスラインを下げる守備も必要になる。イタリアサッカーじゃないですけど、そういう戦術もとらなければいけないと思います。
 
――その辺りのバランスは今後の課題ですね。
 
 そうですね。今日はホームで2次予選最後の試合で、チームのみんなが最高の試合を見せたいという思いが強くて前掛かりになったと思うんですけど、やはり最終予選はそんなに甘くないですからね。
 
――今はいろんな状況判断を明確にしていくうえで、あえてリスクチャレンジをしている段階とも言えますか?
 
 そうですね。監督もそれを求めています。攻撃的な守備をどんどんやっていこうと。今日も守備では前から攻撃的に行けましたし、攻撃の部分でもいい形をたくさん作れた。そこは収穫ですが、ただ前掛かりに行き過ぎた部分は今後の課題ですね。