中国メディアの新浪網は29日、中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)が最近になって放送した番組で、中国軍が西沙諸島(パラセル諸島)に近接対空システムの「LD−2000(陸盾−2000)」を配備したことが分かったと報じた。(写真は新浪網の29日付報道の画面キャプチャー)

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 中国メディアの新浪網は29日、中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)が最近になって放送した番組で、中国軍が西沙諸島(パラセル諸島)に近接対空システムの「LD-2000(陸盾-2000)」を配備したことが分かったと報じた。

 「LD-2000」は2004年に存在が分かった近接対空砲システムで、空対地ミサイルや巡航ミサイルの迎撃用だ。単独で用いられるのではなく、対空ミサイル部隊と連携して重層的な防空システムを構築すると見られている。

 新浪網によると、最近になり放送された中国中央テレビの軍事情報番組「軍事報道」が、西沙諸島と南沙諸島(スプラトリー諸島)とその周辺海域の“防衛問題”を紹介した。

 軍の改革や問題解決に努力する様子、細やかな教育の実施、将兵を絶対的な忠誠心に導く様子、戦いに絶対に勝つ精神などを紹介し、訓練に励む守備部隊の様子も映し出された。番組では「LD-2000」も映されたという。

 「LD-2000」は30ミリ・7砲身のガトリング砲を採用しており、1分当たり4000発の発射が可能。最大射程は3000メートルだが、通常は1000-1500メートルに接近した標的を狙うという。

 新浪網は「LD-2000」について、「反応速度、信頼性、命中精度、大威力といった特徴があり、外国で多く用いられるファランクスやゴールキーパーなどの近接対空砲システムシステムよりも、巡航ミサイルや低空飛行する航空機に対する能力が高い」と主張した。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網の29日付報道の画面キャプチャー)