中国人観光客が日本で便座を「爆買い」するのを防げ、という言論は今や中国国内ですっかり定番となり、中国国産便座のプロモーションが盛んに展開されている。一方で、日本にも「便座の爆買いを防げ」と意気込む人びとがいるという話を、中国メディア・人民網が28日に伝えている。(イメージ写真提供:123RF) 

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 中国人観光客が日本で便座を「爆買い」するのを防げ、という言論は今や中国国内ですっかり定番となり、中国国産便座のプロモーションが盛んに展開されている。一方で、日本にも「便座の爆買いを防げ」と意気込む人びとがいるという話を、中国メディア・人民網が28日に伝えている。

 記事は、サクラの満開に伴って押し寄せる中国人観光客を迎えるにあたり、東京では26日に、中国の消費者にさらに多くの日本の良い品を知ってもらい、便座の「爆買い」といったような一時の流行消費パターンを減らそうという「日本人気ブランド展示会」が開かれたと紹介。日本の日用品、食品企業が最新の製品を出展し、参加した在日中国人に認知してもらおうと売り込みをかけていたとした。

 そのうえで、イベントに関わった在日華人向けメディアの責任者が「日本にはまだまだ多くの優れた商品があるのに、中国の消費者に知られていない」と語るとともに、流行を追いかけるだけの理性のない消費行動が減ることを望んでいるとしたことを伝えた。また、出展した日本企業からは「多くの中国人消費者は日本の保健用品を買いあさるが、自らの体験に基づくものではなく、やたらと広告を信じているだけ」との声が出たことを紹介している。

 そして、「日本で大量消費する中国人はクチコミを信じる。在日華人によるクチコミでよって、多くの人に日本の素晴らしい製品を知ってもらいたい」と主催者であるJTBの担当者が語ったと伝えた。

 日本における「便座の爆買い」を防ぐ動きというのは、「爆買い」ブームを一過性で終わらせてはならないという意識に他ならない。「爆買い」の健全化と言ったところだろうか。「実体験ではなく広告を信じているだけ」という日本企業関係者のコメントからは、「いいモノであることを肌で感じたうえで買ってほしい」というプライドのようなものも感じられる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)