29日、中国のインターネット上に、反日だった中国人が日本を好きになった理由について紹介する記事が掲載された。写真は浅草。

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2016年3月29日、中国のインターネット上に、反日だった中国人が日本を好きになった理由について紹介する記事が掲載された。

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過去の歴史問題などから、日本に良い印象を抱いていない中国人は数多く存在する。記事が紹介する男性もそのうちの一人で、男性は「日本人という3文字を聞いただけで眉をひそめる」ほどの反日だったという。しかし、「日本に一度訪れてからは、反日は病気だと思うようになった。この病気は日本に行ったことで自然に治った」としている。では、青年は日本でいったい何を見たのか。

まずは環境の良さ。中国では大気汚染が深刻で、冬場は特に青空が見られることも稀だが、男性は「飛行機が日本の空港に着陸するころ、隣にいた妹が『空が本当に青いね』とつぶやいた。その日は出発した上海も晴れだったが、空は灰色がかっていた」としている。また、道路も非常にきれいだったといい、「私は新しい靴が汚れるのが嫌いで、ちょっと汚れるだけでも磨くような人間だが、日本滞在中に一度も靴を磨く必要に迫られたことはなかった」そうだ。

次に、行き届いたサービスと清潔さ。男性は「どんなに小さく、古びた店でも店内は清潔。店に入ってからの席への案内、お会計など、すべてのステップが3秒以内だった」とそのレベルの高さに舌を巻き、「店員はみな心のこもった笑顔で、彼らが自分の仕事に誇りを持っていることがわかる」と分析している。

さらに、街の静かさにも言及する。男性は浅草を訪れた際に、「観光地であれば少しはにぎやかだろう」と思っていたが、「実際に訪れると驚くほど静かで、信号が変わるときのサインオンや、人々の足音までもがはっきりと聞こえた」と驚いた様子で紹介している。また、電車の中では人が多くても誰も話をする人がいないこと、11日間の日本滞在中に2回しか車のクラクションの音を聞かなかったことなども記している。

そして最後に、人々の民度の高さだ。帰国の前日に空港までの電車代以外は使い果たしてしまったという男性は、当日に空港に向かう電車に乗ったものの、自分が乗り間違えていないか不安になった。そこで、車内にいた日本人男性に自分が正しい電車に乗っているか確認し、途中で乗り換えが必要かどうかも尋ねた。すると、日本人男性は席から立ち上がって近くの路線図を見に行き、「大丈夫ですよ。乗り換えはたぶん必要ないと思います」と教えてくれた。日本人男性は「どこまで行くんですか?中国?いいね」などと話かけてくれ、最後には「気をつけてね」と声をかけてくれたそうだ。男性はこのことで、「心が晴れやかになった」のだという。

このほかにも、日本で多くの経験をした男性は、反日的な考えを改めるようになったそうだ。男性は「多くの場合、人の考え方は自分がいる環境のメディアと大きな関係がある」としている。(翻訳・編集/北田)