28日、韓国メディアによると、2014年4月に起こった韓国・セウォル号沈没事件当時、「海運会社『清海鎮海運』側から船内で待機するようにとの指示を受けた」との証言が出た。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2016年3月28日、韓国・聯合ニュースによると、14年4月に起こった韓国・セウォル号沈没事件当時、「海運会社『清海鎮海運』側から船内で待機するようにとの指示を受けた」との証言が出た。

28日に開かれた4・16セウォル号惨事特別調査委員会(特調委)の第2回目の聴聞会で、船内待機放送を行ったセウォル号旅客営業部の乗組員カン・ヒェソン氏は「事故当日の午前9時26分ごろ、ヤン・デホン旅客部事務長(死亡)が無線を通し、『10分後に海洋警察が来る。会社から指示があった。(乗客らに)救命胴衣を着せて次の指示があるまで待機しろ』と言った」と述べた。また、事故直後、「清海鎮海運」海務チームのホン代理との電話で、「事故が発生し、船が傾いている」と伝えると、ホン代理から「冗談を言うな」との返事が返ってきたと明らかにした。

特調委のクォン委員が「会社から待機指示があった事実を約2年間も隠してきた理由は?」と尋ねると、カン氏は「誰かが営業部職員の犠牲になると思った」と述べた。クォン委員が「海運会社から被害を受けることを懸念したのでは?」と問い詰めると、カン氏は「そのような考えはなく、個人的な良心の問題だった」と答えた。

カン氏の発言について、クォン委員は「供述一つで何かを確定させることはできないが、海運会社が待機指示を下したという事実が確認できたので、セウォル号の沈没自体に関して誰にどのような責任があるかについて、より深く調査していく」と述べた。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「ようやく良心的な証言が出始めた!」
「全員救助の速報を出した韓国メディアの責任が一番大きいのでは?なぜメディアは責任を取らず、人のせいにばかりする?」
「『待機しろとの一言が乗客を死なせた』ということにこだわっているが、荷物の過積載やそれを黙認した責任者にも責任がある」

「2年前の事件がいまだに解決しないなんて…」
「セウォル号事件には謎が多過ぎる。いろいろなものが複雑に絡み合っていて、すぐに解決するのは難しい」

「会社から待機命令があったから、乗客を船内に残して自分だけ脱出したの?」
「待機するよう指示した会社も、子どもたちを残して逃げ出した職員も、どちらも同じくらい悪い」

「セウォル号事件の真実が知りたい」
「国民の血税を無駄遣いするな。遺族らは清海鎮海運に損害賠償を請求するべき」(翻訳・編集/堂本)