シリア戦では、コンビネーションによる崩しからゴール前に飛び出し、左足でシュートする場面も見られた。右サイドでの酒井高と本田の連係は良好だった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 周囲との連係も徐々に増してきており、右サイドから積極的にゴール前に飛び出すなど、シリアに脅威を与えた。2次予選で手応えを掴んだ酒井高徳のコメントをお届けする。
 
酒井高徳(ハンブルク/DF)

――右サイドから、本田選手とのダイレクトパスでの崩しが効いていたと思います。あれは練習の成果ですか?
 
 そうですね。良いボールを出せば、良いボールを返してくれることは、練習しててわかるところなので、あとは使ってもらえるようにしっかり自分が動くということと、意思の疎通をして、(香川)真司くん、オカ(岡崎)さん、(本田)圭佑くんの動きをしっかり見ながら、しっかりパスを出すというところ。パスコースをしっかり作ってあげれば、日本は本当に良いパス回しができると思う。それをすごく意識して、常にどこにいても顔を出す。どんな状態でも顔を出すところは意識してやっていました。

 圭佑くんともコンビネーションについてはいろいろ話しています。別に話した動きが出たとかではなくて、常に圭佑くんの動きを見ています。最近は、チームでボールを持つこと、ポゼッションで人に関わること、自分のサイドでしっかりボールを回しながら作ることは、すごく意識しています。

 やっぱり相手のサイドハーフが自分につく時に、(自分が)ライン際だけに立ってると(相手に)的を絞らせやすいので、ちょっとラインから内側に離れてボールを受けてみたり、わざとライン際に張って、圭佑くんとのワンツーを中で受けるような形とか、そういうバリエーションは常に描いてやっています。

 圭佑くんが上手くシンプルに使ってくれるのですごくやりやすかったし、しっかりお互いを見合いながらプレーできたので、非常に良かったかなと思います。

――26分のシュートが決まっていれば、完璧でしたね。

 そうですね、結果が欲しいですね。
 
――この2次予選を戦うなかで、シリア戦が一番余裕を持ってプレーできていたように見えました。

 今まで予選を戦ってきた時、アウェーのシリア戦しか出てないですけど、その時は自分も試合に出てなかったし、気候やピッチなど条件的にも厳しいところがあったので、あまり思ったようなプレーができなかった。ですけど、こうやって自分がチームで試合に出てる時間が増えれば増えるほど、今は自信を持ってチームでもやれている。それが発揮できてるかなと思います。もう今はボールを奪われない自信がすごくあります。
 
――早いプレッシャーを受けたと思いますが、脅威ではなかったですか?
 
「来てるな」と思ったんですけど、(奪われない)自信がありました。ギリギリのところで(相手の)足を見て横パスするとか、逆にそのプレッシャーをわかってて、引きつけてワンツーでかわすとか余裕も今は出てる。逆に今ではプレッシャーは「来い」という感じですね。

――この2試合で、複数のフォーメーションを試しました。最終予選に向けてどうプラスになっていくと感じますか?

 フォーメーションは変わりましたけど、アグレッシブにいって、数多くスプリントして、少ないボールタッチで攻撃する。そして守備の時もアグレッシブにいく。そのベースは、フォーメーションに関係なく、しっかり試合で見せられたと思います。

 あとは、そのベースをしっかりやり続ける。日本人の協調性やチームワークは、僕らの強みだと思っています。不慣れなフォーメーションにも、前半は少し固くても後半は慣れる。そういったところで上手く順応はできてると思うので、しっかりベースは忘れずにやることと、誰が入ってもできることはしっかり今のチームでできていると思います。

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