26日、中国の日本情報サイトに、日本と中国の子どもについて比較する記事が掲載された。写真は小学生。

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2016年3月26日、中国の日本情報サイトに、日本と中国の子どもについて比較する記事が掲載された。

日本以上の学歴社会と言われる中国では、小学生のころから大量の宿題が課されたり、さまざまな塾に通ったりして、遊ぶ暇どころか睡眠時間さえも削らざるを得ない子どもが少なくない。宿題については量も問題だが、その難易度も半端ではなく、大卒の親でもわからないような問題が平気で出題される。中国では、子どもが学業を苦に自殺するケースも多数存在するのだ。記事はこうした現状について、「子どもの心身に大きな害を与える」と警鐘を鳴らし、「中国の詰め込み教育には何らかの調整が必要ではないか」と訴えている。

そこで比較対象に挙げられたのが「隣国」日本だ。記事はまず、「日本の小学校は中国に比べて、勉強という面でのストレスは少なく、手足を動かして体験するというカリキュラムが比較的多い」と指摘する。これは、図工や家庭科、音楽といったいわゆる5教科以外の科目の比率が、日本の方が高いということだ。その上で記事は、日本の宿題について紹介する。

日本のある小学校では、「毎日の歯磨きの時間を記録する」といった宿題がある。「子どもの歯磨きをチェックし、良好な習慣を子どもに身につけさせられる」点が良いのだという。また、家庭課では学校で習った料理を家で作ってそれについて報告するという宿題があったり、図工では絵や工作の課題が宿題として出されたりする。記事は、「自分の(机に向かうばかりだった)幼少期を思い出し、日本の子どもがうらやましくなった」とし、「こういう宿題であれば、中国のような味気のなさは感じないだろう」としている。

そして、最後に「最も重要である」として紹介したのが、宮崎県のある小学校で行われている「毎日、親と抱き合う」という宿題。これは、親子の距離を縮めることを目的に行われているものだが、記事は「中国の子どもの中に、親と抱き合いたい子どもたちがどれくらいいるだろうか。おそらく、抱き合いたくてもそんな時間すらないのではないか」としている。そして、「毎日笑顔に満ちあふれているはずの年頃なのに、これほどまでに大きな負担がかけられる。こうした負担の中で、子どもたちに明るい未来が訪れるのだろうか?」と訴えかけている。(翻訳・編集/北田)