大勝にも危機感…長友「この戦い方だと最終予選は失点する」

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[3.29 W杯アジア2次予選 日本5-0シリア 埼玉]

 5-0の大勝にも表情を緩めることはなかった。4-0の後半アディショナルタイムに左クロスでMF原口元気のダメ押しヘッドをアシストしたDF長友佑都(インテル)は「1本でも良いタイミングでボールが来れば、と思って走っていた。走らないことにはチャンスをつくれない」と、終盤まで走り切ってのアシストに胸を張ったが、試合運びについては手厳しかった。

「最終予選を戦ううえで、この戦い方だと失点するかなと思う」。スコアは5-0だが、シュート数は22本対15本。後半の45分間だけで10本のシュートを浴び、カウンターから再三、決定的なピンチを招いた。

「ボランチを含めて全員が前がかりになっていたので、センタリングを跳ね返されて、それがボランチを超えると、中盤にだれもいなくてカウンターを受けていた。締めるところは締めて、守るべきところは守らないといけない」

 アグレッシブに高い位置からプレッシャーをかけ、球際のデュエルでも激しく戦った。インテンシティーの高い試合展開に後半は徐々に選手間の距離が間延び。カウンターをまともに受けてしまった。

「プレスがハマらずにカウンターを食らっていた。無理だと思ったら全体的にコンパクトに下げて、締めるところは下げて締めるところも必要」。課題と修正点を挙げる長友は「今日も3点くらい取られていてもおかしくなかった。最終予選は甘くない」と、9月に開幕する最終予選を見据えて危機感を口にしていた。

(取材・文 西山紘平)


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