一般には日本初公開の史料も!松屋銀座で「ディズニープリンセスとアナと雪の女王展」

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白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫…おとぎ話から最近話題のプリンセスまで、ディズニー作品に登場する9人のプリンセスたちを集めた展覧会がやってくる。いつの時代も輝いているプリンセスの世界を、貴重な史料やアイテムでふりかえって。

「松屋銀座」の8階イベントスクエアでは、2016年4月13日(水)から5月8日(日)まで、POWER OF PRINCESS(パワー・オブ・プリンセス)「ディズニープリンセスとアナと雪の女王展」を開催。ディズニーに関する史料を収集・保存する「ウォルト・ディズニー・アーカイブス」などのコレクションから、アニメのセル画や実写映画のドレスや小道具、フィギュアなど、400点以上が展示される。

今回、登場するのは、白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫(眠れる森の美女)、アリエル(リトル・マーメイド)、ベル(美女と野獣)、ジャスミン(アラジン)、ラプンツェル(塔の上のラプンツェル)、アナとエルサ(アナと雪の女王)の9人。

「9人のプリンセスはそれぞれパワーを秘めた美しさがあり、ひとりの女性としても憧れを抱く存在だと思います。ふだんは目にすることのできない史料が一堂に揃う機会はなかなかないので、ぜひご覧ください」と、展覧会の広報担当者さん。
中にはアンティークな展示物も。例えば、1937(昭和12)年に公開された世界初の長編アニメーション映画「白雪姫」では、アニメーターがキャラクターを描くために、白雪姫の衣装を着た女優が実際に演技をしたそう。

そのときの衣装のほか、映画の公開当時に制作されて販売されていた白雪姫と七人の小人の人形なども展示される。当時の少女たちも、白雪姫に憧れて遊んだはず。


また、アニメーション制作の現場がわかる資料も多数展示される。写真は、1989年に公開された「リトル・マーメイド」の制作で使われた「マケット」と呼ばれる模型で、どのアニメーターが描いても同じプロポーションになるように使うアイテムとか。

これは「アラジン」(1992年)の頃までは多用されていたけれど、ディズニー初のCGアニメーション映画となった「塔の上のラプンツェル」(2010年)以降は、マケットとともにデジタルの「ビジュアル開発アート」という画像が基本になったそう。


最近のヒット作として記憶に新しい「アナと雪の女王」(2013)のコーナーもちろん登場する。ここでは、ディズニー系のエンターテイメント施設で実際にキャストが使用したパーク・コスチュームや、コンセプトアート、ダイジェスト映像の上映なども行われる。

「コーナーの一角には、映画の中のワンシーンを体感していただけるよう、参加型のデジタルアートを設置する予定です。物語の登場人物になった気分で楽しんでください」(同)


さらに、会場ではインテリア雑貨やアクセサリーなどグッズが800点以上も。そのうち、この展覧会でしか手に入らないオリジナルの限定グッズ600点以上が揃うというから、見逃せない。

美しいスワロフスキーに彩られた写真の「ラプンツェル花瓶」(27000円)や「インテリアトレー」(アナ8640円、エルサ10800円、オラフ6480円)をはじめ、京扇子やクッションなど、各プリンセスの世界観あふれるグッズは眺めているだけでもうっとりできそう。

展覧会で、美しいプリンセスたちの個性と魅力を再確認できたら、物語のようにハッピーエンドにたどりつくためのヒントが見つかるかも。

トップ画像:「塔の上のラプンツェル」ラプンツェル ビジュアル開発アート(2010年)
(C)DISNEY