77分、香川のスルーパスで岡崎が抜け出し、GKと1対1の場面を迎える。右足でシュートを放ったがGKアルメの正面をつき、得点には至らない。直後の78分、キャプテンを務めていた岡崎に代えて、金崎夢生がピッチに送り込まれた。

 日本は3枚目の交代カードを切る。85分、宇佐美に代えて清武弘嗣を投入した。直後の86分に左サイドから香川が右足でクロスを供給。エリア内でフリーになっていた本田が頭で流し込み、同予選6試合連続得点を挙げた。90分、エリア内中央で金崎が競ってこぼれたボールを香川右足で決めて、日本はリードを4点に広げた。後半アディショナルタイム3分には長友からのクロスを原口が頭で合わせて、大勝を締めくくった。

 試合はこのままタイムアップを迎え、日本が5−0の勝利。勝ち点を22に伸ばして、グループEを首位で突破。アジア2次予選の全8試合を無失点で終えた。最終予選の組み合わせ抽選会は4月12日に行われ、9月に同予選の初戦を迎える。

【スコア】
日本代表 5−0 シリア代表

【得点者】
1−0 17分 オウンゴール(日本)
2−0 66分 香川真司(日本)
3−0 86分 本田圭佑(日本)
4−0 90分 香川真司(日本)
5−0 90+3分 原口元気(日本)