馬総統、総統府大ホールを「経国庁」と命名  野党からは批判の声

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(台北 29日 中央社)総統府(台北市)3階の大ホールが29日、蒋介石元総統の息子で総統だった蒋経国氏にちなんだ「経国庁」と命名された。馬英九総統は、蒋氏の国家に対する多大な貢献を国民に知ってもらうためだと述べ、その精神が末永く伝えられるよう望むと語った。

馬総統は、蒋氏は1978年の総統就任後、台湾の全面的な民主化を考え始めていたと指摘。1987年には戒厳令解除を宣言し、人民の自由に対する制限を大幅に減らしたとその功績を強調した。馬総統は1980年代に蒋氏の通訳を務めている。

一方、今回の命名について、野党・時代力量の林昶佐・立法委員(国会議員)は、蒋介石氏や蒋経国氏が崇拝するに値する人物であるかは、さらなる議論が必要だと指摘。(5月の)退任を目前に控えた時期に、馬総統の個人的な感情によって、公共の建築物を使い神格化を行うことは不適切だと批判した。

(劉麗栄、陳俊華/編集:杉野浩司)