本田のパスから香川が鮮やかなボレーを決めた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ロシア・ワールドカップ・アジア2次予選の日本対シリアは、3月29日の19時30分に埼玉スタジアムでキックオフされた。

 スタメンのフォーメーションは4-3-3で、GKが西川、最終ラインは右SBに酒井高、CBはアフガニスタン戦と変わらず吉田、森重のコンビ。左SBに長友が入った。中盤は、ボランチが長谷部と山口のコンビで、トップ下に香川を起用。 前線は右サイドに本田、左サイドに宇佐美、1トップにはこの試合で代表100試合目となる岡崎が入り、長谷部に代わってゲームキャプテンを務める。

 立ち上がりからシリアを押し込んだ日本は8分、右サイドの酒井高の飛び出しを起点にパスワークで崩し、最後は岡崎がシュートを放ったが、惜しくもゴールを捉え切れなかった。
 
 逆に10分、日本はカウンターからピンチを迎える。しかし、相手のクロスをGK西川がキャッチして事なきを得る。

 12分、日本は森重からのロングフィードに岡崎が抜け出し、CKを得る。このCKからのぼれ球を拾った宇佐美からのクロスは中央で合わせることができなかったが、これ以降日本が波状攻撃を見せる。

 そして15分、日本がCKの流れから先制点を奪う。ショートコーナーでボールを受けた香川がGKに向かう鋭いクロスを入れると、GKのパンチングのボールがDFに当たり、そのままゴールに突き刺さる。シリアのオウンゴールで日本が1点をリードする。

 21分には、さらにビッグチャンスが訪れる。酒井高のアーリークロスをニアゾーンで受けた香川が、胸トラップで中央に折り返す。これを岡崎がボレーで狙うが惜しくもバーを越えた。

 26分、今度は右サイドで起点を作った岡崎から本田、酒井高とつなぎ、完全にシリアの守備を崩す。最後は酒井高がフィニッシュに持ち込むが左足のシュートはまたも枠を捉え切れず、ゴールはならなかった。

 33分、日本は香川がファウルをとられ、ゴール前でFKを与えてしまう。しかし、ここは相手のFKを壁で阻み、直後のCKもきっちりと撥ね返しピンチを脱する。

 日本は38分、宇佐美のCKから本田がヘディングで折り返し混戦となるが、シュートを打ち切れない。
 
 逆に41分、日本は吉田が相手の縦パスをインターセプトしようとしたもののかわされ、カウンターを許してしまう。2対3の状況となるが、長友、森重が冷静に対応し、相手のミドルシュートは枠を外れた。

 直後の42分には、スペースに抜けた本田のクロスから、香川がボレーでシリアゴールを強襲するが、ここは相手GKの好セーブに阻まれた。前半は、日本の1点リードで折り返した。

 後半、日本はメンバー交代なくスタート。前半同様、立ち上がりから押し込み、チャンスを量産するものの、ゴールには届かない。49分には右サイドの本田を起点にショートパスで切り崩し、最後は宇佐美がシュートを放とうとしたものの、相手DFの必死の戻りに、シュートを打ち切れなかった。

 59分、日本は相手のラフプレーで山口が顔面を強打。途中交代を余儀なくされ、代わって原口が投入された。

 60分には本田がフリーで決定的なヘディングシュートを放ったが、ポストを直撃。逆にその直後にはシリアのマハムードがポスト直撃のミドルを放ち、日本ゴールを脅かした。

 しかし62分、日本はついに待望の追加点を奪う。ゴール前に侵入した本田にボールが入ると、浮き球のパスを受けた香川が胸トラップからの反転ボレーでゴールネットを揺らした。日本がリードを2点に広げた。

 日本は73分に、長友のミドルのこぼれ球に反応した岡崎が豪快にゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定となりノーゴール。78分、ハリルホジッチ監督は、岡崎に代えて金崎を投入。通算出場100試合目の岡崎は、この日は無得点に終わった。

 83分、日本はシリアにゴール前への侵入を許し、エリア内でフリーでのシュートを許してしまう。しかし、このピンチに、長谷部が身を挺してブロック。得点を許さなかった。

 そして86分、日本は香川が中盤でヘディングに競り勝ち、起点となってカウンターを発動。左サイドからのクロスに本田がヘディングで押し込み、3-0とした。さらに90分、西川のファインセーブなどでピンチを凌いだ日本は、香川がダメ押しの4点目を決める。

 さらに90+2分、長友のクロスに原口がヘディングで合わせ、日本が5-0としてタイムアップ。日本は、2次予選を7勝1分けの無失点で終えた。アジア最終予選は9月から始まる予定。