29日、環球時報は「与那国島が日中の新たな軍事的な火種に、住民は影響を懸念」と伝えた。イメージ写真。

写真拡大

2016年3月29日、日本が尖閣諸島に近い与那国島に陸上自衛隊の部隊を配備しレーダーで周辺の動きを監視することに、中国側は「地域の平和や安定に貢献できるような行動を」と述べ一貫した主権を主張するなど、互いに譲らない様相を呈している。これに関して環球時報は、「与那国島が日中の新たな軍事的な火種に、住民は安全を懸念」と伝えた。

16世紀の与那国島は当時の琉球王国に統治されており、19世紀に琉球王国とともに日本に帰属した。当時、琉球王国および同王国が統治する島の帰属をめぐって当時の清朝から強い反発があり、日本は与那国島を清朝に割譲することを提案し清朝も同意したが、琉球側の激しい抗議があり実行されることはなかったという。

香港紙は今年初めの報道で、「尖閣諸島問題が激化する中で、一度は忘れ去られた与那国島の重要性を日本首脳陣は近年再認識した。これに対し与那国島の住民は複雑な心情。自衛隊の配備は島の基本的な施設建設に役立つ一方で、日中の軍事的な争いの最前線にさらされることになる。住民の中には日中間で軍事的な衝突があった際に与那国島が攻撃の対象になることを懸念している」と伝えている。このほか、韓国メディアは、「日本が与那国島を軍事化することで、今後同島が日中の新たな軍事的な火種になる可能性がある」と指摘している。(翻訳・編集/内山)