中国メディアの新京報はこのほど、対日強硬派として知られている中国解放軍空軍上将の見解を伝え、同人物が「日本は将棋の駒に過ぎないのに、棋士になりたがったことで余計に苦しむことになった」などと主張したことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの新京報はこのほど、対日強硬派として知られている中国解放軍空軍上将の見解を伝え、同人物が「日本は将棋の駒に過ぎないのに、棋士になりたがったことで余計に苦しむことになった」などと主張したことを伝えた。

 記事は上将の見解として、主権のない国はかつて有していたものを取り戻すことを願い、主権のある国は有していないものを欲すると主張。そのうえで日本は「戦後70年、日本はいまだに自主権のない国である」と主張したうえで、「時代は大きく変わったものの、日本人はいまだに軍国主義時代の歴史の幻想のなかで生活している」と主張した。

 さらに上将は、日本は文明の創造力に欠けているため世界の発展をリードする強国になることはできず、長期にわたって脇役にとどまったと主張。「征服者と強者に対しては常に恭順し、弱者と被征服者に対しては血で血を洗う虐殺という方法を取ってきた」と論じた。

 そのうえで「文明の限界は生存の限界を決めるものとなり、日本の悲劇はここにある」と主張。本来は将棋の駒に過ぎないのに、棋士になりたがったため、苦しむことになったと論じ、「中国侵略戦争の失敗は日本文明の限界、右翼政治家の戦略が浅はかさ、日本国家の戦略上の失敗を露呈したが、日本人はこの事実を認めたがらない」とこき下ろした。そして「歴史を粉飾し、真実を拒むなら、幻想のなかにいるだけで何の希望もない」とした。

 上将の見解が人民解放軍を代表するものでないことは明らかだが、それでも中国空軍上将である人物の対日観に相当の偏りが存在することは間違いない。こうした考えのもとで日本を見ていれば、日本の政治的な動きが何でも怪しく見えてしまうのも当然のことと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)