立川一さん 40代の会社員。2004年から本格的に株投資を開始。趣味は音楽で、ドラムを担当。

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個人投資家が株で儲けるには、やはりなんらかのこだわりや基準を持つ必要がある。今回は、配当狙いで株で儲けている2人の個人投資家に登場いただき、その必勝ワザを語ってもらった。

連続増配株で配当の年20%増とともに
値上がり益のダブルでの実現を狙う!

【立川一さん】

 「高配当株でも、多くの投資家が成長鈍化を察知しているケースがあり、減配や株価下落のリスクもあります。こうした株に投資しないために、私は連続増配株に注目。増配は今後の業績の見通しが明るいという自信の表れでもあり、利益成長を配当成長という形で還元できる、良いビジネスを持っている可能性が高いと言えます。

 たとえば、塾を経営するステップ(9795)は、広範囲の地域に展開せず神奈川県に特化し、地域で一番の実績を持つ塾を育てることで、自然と生徒が集まり、業績は成長し続けています。多額な研究開発費や設備投資もかからない事業モデルで、10年以上も増配を続けており、2003年に12円だった配当は2016年は28円になる見込みで、株価も倍以上に。

 連続増配株の魅力は配当が増加するだけでなく、株価の上昇も狙える点です。判断材料を配当の変化に絞ることで、忙しい会社員でも、少ない調査時間で選定でき、失敗する確率も小さくできます。

 追加の資金を投入しつつ、連続増配株への投資で、毎年受け取る配当金を20%以上増加させています。配当金を含め資産は10年間で約5倍になっています」

高配当利回りの新興株に分散し
下値を限定しつつ上昇も狙う!

【ロックオンさん】

 「成長のシナリオが描きやすいため、新興株に注目していますが、新興株は株価変動が激しいのがリスク。ただ、新興株のなかでも、高配当株なら配当が株価の下支えになり守りの投資ができます。新興株にも利回りが3%超の高配当株はたくさんあるので、自己資本比率が70%以上など財務内容がよくて、PBRが低く割安感がある銘柄を選びます。

 新興株でありつつ高配当である理由は、事業の成長に多額の資本が必要でないビジネスモデルを持っている可能性が高いから。

 過去に、最も成功したのは、配当100円に対して、初値が1600円(配当利回り6.25%)という割安価格で上場した日本管理センター(3276)。株価がIPO直後に2〜3倍になり、数回の分割を経て結果的には10倍以上に。

 また、増配傾向かも重視。日本社宅サービス(8945)は、中期経営計画で今後5期にわたる増配を発表。会社計画通りに増配すると、3年後に配当利回りは5%を超え、株価の上昇も狙えます。

 本格的な値上がりは、需給悪化時のIPO株への投資で狙いますが、独立して収入が不安定になった今、資金の半分では高配当の新興株で守りの投資を実践しています」

 今回の2人のように、なにかこだわりを持って配当株も狙ってみるといいのではないだろうか。