中国メディア・鳳凰網は19日、日本の和食を代表する料理である「すし」の文化について紹介する記事を掲載。古代中国に存在した「すし」が本場では廃れる一方で、日本では大いに発展したことを伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・鳳凰網は19日、日本の和食を代表する料理である「すし」の文化について紹介する記事を掲載。古代中国に存在した「すし」が本場では廃れる一方で、日本では大いに発展したことを伝えている。

 記事は「すし」について、もともと亜熱帯地域の住民が新鮮な魚類の内臓を取り出し、そこに米飯を詰めて発酵させた酸味のあるグルメだったと紹介。また、今や日本の食べ物として広く知られる「すし」が「中国からやってきたものである」とし、漢の時代の書籍に「魚肉を塩や米などに漬け込んで発酵させ、火を通した」食べ物である「鮓」の記載があると説明。その後中国では米を使った発酵食品が作られなくなり、「鮓」などは中国料理から姿を消したと解説している。

 かたや、日本では米を使った魚類の発酵食品は現代にまで継承され、さらには新鮮な魚類をすし飯の上に乗せて握る「握り寿司」など、多種多様な「すし」が出現したことは言うまでもない。記事は、新鮮な魚の保存期間が短かったため、「すし」が当初は漁港付近の住民しか食べる機会がなかったと説明。その後例像技術の発展に伴い、「まさに日本国民大衆の食卓にまで普及するようになった」とした。

 さらに、握りずしについて「シャリ、ネタ、ナミダ、ムラサキ、ガリ」の5要素からできていると説明。これらのいずれもが優良中の優良であって初めて、1食30万円にもなる高級食品となるのであって、いずれか1つが劣ってしまえばそれで価格は天地ほどの差になると紹介している。

 同じルーツを持っていたとしても、現地の気候や風土、文化が異なれば、たどる道も違ってくるのは当然のことである。中国で「すし」が残らず、日本で大輪の花を咲かせる結果となったのは、まさにこの摂理を証明するものと言えるだろう。もともとは長期間保存可能な発酵食品だったものが、今や「鮮度が勝負」の世界になっている「すし」。その発展の過程は、とても興味深いものがある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)